【話題】X『城島高原パークの木製ジェットコースター建設費25億円。なぜ、大坂万博の木製リング300億円もかかったの?』

Xユーザーの「メーにゃ」さんが、大分県の城島高原パークにある木製ジェットコースターの建設費が25億円であることに言及しながら、大阪・関西万博で建設された木製リングに約300億円が費やされたことについて疑問を投げかけました。

投稿には「終わってからでも検証してほしい」と記されており、事業費の妥当性に対する精査を求める内容となっています。

このポストは100万回以上表示され、多くの反響を集めています。

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万博施設と民間アトラクション、コスト比較に潜む構造的違い

「城島高原パーク」の木製コースター「ジュピター」は1992年に登場し、日本初の本格木製コースターとして注目されました。

使用されたのは約6万本の米松で、その美しい木組み構造とスリルで今も高い人気を誇ります。

一方、大阪・関西万博の「リング」は地上20メートルを超える巨大な木製建造物で、会場全体をぐるりと囲む直径約600メートルの歩道兼シンボルです。

単純な建築費だけを見ると、「25億円 vs 300億円」という数字の差に驚きを覚えますが、公共工事と民間施設ではコスト構成に大きな違いがあります。

例えば、公共事業には調査・設計・安全基準対応・入札管理・施工業者の多層構造など、間接費が多く含まれがちです。

また、万博のリングはシンボリックな意味も担い、耐久性や材料の選定も特殊な仕様が求められた可能性があります。

とはいえ、公共性が高いイベントである万博において、国民の血税が投入される構造物が果たして「必要性・機能性・費用対効果」のいずれにおいても正当だったのかは、疑問視されても仕方がありません。

こうした疑問に対し、事後的な監査や市民説明が必要とされるのは当然です。

「検証すべき」との世論と公共事業への透明性要求

この投稿に代表されるように、近年は市民の間で「税金の使い道」や「公共事業の透明性」への関心が高まっています。

大阪万博は特に建設費の膨張、運営費の不透明さ、関連事業の入札プロセスに関する批判が相次いでおり、今回の木製リングにかかる300億円も象徴的な論点となっています。

SNS上では、企業による類似構造物と比較して「割高ではないか」との声が多く、「終わってからでも検証を」とする投稿は、納税者としての当然の問いかけです。

特に、万博終了後の施設の維持費や解体費が追加で発生する可能性を考えると、事前・事後を問わず、第三者機関による監査や費用内訳の開示が求められます。

一方で、こうした構造物はデザイン性や安全性、イベントとしての演出効果など、数字に表れにくい価値も内包しています。

だからこそ、コストだけでなく「何をもたらしたか」「今後どう活用されるか」までを含めた多角的な検証と説明責任が、社会的信頼の回復には不可欠です。

(文・構成=シェアニュースジャパン編集部)

 

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