楽天証券の口座を乗っ取られた、株式投資家・テスタさん「二段階認証が意味を成してない」

著名投資家のテスタさんが5月1日朝、自身のX(旧ツイッター)で「乗っ取られました 証券会社は楽天証券です」と投稿し、大きな注目を集めています。

その後の投稿では「オペレーターと電話中」「次の部署へ・・今日とっても忙しいのだけど・・」と、楽天証券との対応中であることや、手続きに時間がかかっていることを報告しています。

さらに、「楽天証券の二段階認証は意味を成していないと思います」と、自身の見解も添えて注意喚起しました。

現在、詳細は不明ながら、証券口座のセキュリティ対策に対する不安の声が高まっています。

話題のポスト

関連


反応



深掘

証券口座のセキュリティと二段階認証の課題

今回の騒動は、証券口座のセキュリティ、とりわけ二段階認証の実効性に対する議論を再燃させています。

証券会社各社は、ユーザーのID・パスワードによるログインに加え、スマートフォンなどを利用した二段階認証やワンタイムパスワードの導入を進めていますが、それでも被害が発生する例は後を絶ちません。

特に、フィッシング詐欺やマルウェア感染によりログイン情報が漏洩した場合、利用者が知らぬ間に資金を引き出されるケースも報告されています。

楽天証券では、不正ログインに備えた警告表示や利用履歴の通知機能も提供していますが、今回のような“著名人の被害”が発覚することで、一般利用者にもセキュリティ意識の見直しが求められそうです。

投資家の信用と金融インフラへの信頼性に与える影響

金融系SNSインフルエンサーとして影響力を持つテスタさんのアカウントで発生した今回の事案は、単なる個人の被害にとどまらず、投資家全体の信頼感にも波及する可能性があります。

証券口座が乗っ取られた場合、資産流出だけでなく、売買履歴や取引先情報が漏洩するリスクもあるため、利用者の不安は深刻です。

特にオンライン取引が主流となるなか、セキュリティ対策の不備は即座に企業の信頼性を揺るがします。

今後、証券各社には、二段階認証の強化や不正アクセス検知の高度化が求められると同時に、ユーザー側にもパスワード管理の徹底や注意喚起の再強化が必要です。

今回の一件が、業界全体の安全対策強化のきっかけとなるか注目されます。

(文・構成=シェアニュースジャパン編集部)

 

───あなたの感想は?───

Loading spinner

\\SNSで記事をシェア//

Xでシェアニュースを

〔Share News Japanを支援〕



 アンケート投票 & 結果確認