【物議】民宿「ご飯は炊飯器から「セルフで」とは言ったけど「食べ放題」ではないんだよ…一人で2合も3合も4合も食べないでくれ…」

青森県十和田市の温泉民宿「南部屋(なんぶや)」が公式アカウントでポストした内容が注目を集めています。

投稿によると、白米をセルフサービスで提供しているものの、ある宿泊客が1人で2合から4合ものご飯を食べてしまい、他の客の分が足りなくなる事態に。

店側は「セルフ」と案内したが「食べ放題」とは明言していないとし、また「これから来るお客さんの分まで食べ尽くさないでくれよ」と訴えました。

この投稿をきっかけに、セルフと食べ放題の線引きや、客側のモラルを問う声がX上で多数見られています。

投稿には、「学べてよかったですね」「セルフってことは食べ放題って認識されても仕方ない」など、民宿側と客側双方に理解を示す意見が飛び交っています。

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明文化されない「常識」が生む混乱

この出来事が波紋を呼んだ要因の一つは、セルフサービスという言葉の認識の違いにあります。

多くの人が「セルフ=食べ放題」と捉えている一方で、提供者側は「セルフ=自身で適量を取る」程度の意味合いで使っている場合が多いのが現状です。

今回の投稿では具体的な制限が書かれておらず、宿泊者が「何杯でも自由に取って良い」と解釈する余地がありました。

SNS上でも「飯がセルフなら飲み放題と同じ感覚になる」「常識で考えれば分かるという言い方は不親切」といった反応が散見されました。

特に、飲食や宿泊の場面では「書いてないけど分かるでしょ」という態度が、誤解を生みやすい背景となっています。

サービス提供者が想定する“暗黙の了解”が通じないケースが増えており、明確なルールの提示が求められています。

丁寧な案内がトラブル防止の第一歩

今回のように、サービスの意図と利用者の受け取り方がズレてしまうと、小さな認識の違いが大きな問題に発展します。

ネット上の意見でも、「高い米代を考えれば理解はできるが、表記がないのは店側のミス」「人によって常識が違う以上、きちんと明記すべき」といった声が多数を占めました。

提供者側が事前に「1人1杯まで」と明示していれば、誤解も避けられた可能性があります。

一方で、客側も「周囲を見て行動する」「他者の分も考慮する」などの配慮を持つことが必要です。

トラブルを防ぐためには、サービス提供側と利用者の相互理解と、明文化されたルールの存在が重要です。

あいまいなルールに頼る時代は終わりつつあり、今後はより具体的なガイドラインが求められる局面が増えていくでしょう。

(文・構成=シェアニュースジャパン編集部)

 

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