元ジャングルポケット・斉藤慎二さん、バームクーヘンを販売へ「取材はお受けできません」
Finn Bjurvoll HansenによるPixabayからの画像

元ジャングルポケットの斉藤慎二被告が、自身のXでバウムクーヘン販売を告知し、波紋を広げています。

斉藤被告は「バームSAITOU」という販売店名で、「STUMP」という商品名のバウムクーヘンを販売するとし、群馬県で27日と29日の2日間、午前10時から営業予定であることを明らかにしました。

さらに「取材はお受けできません。お客様や周囲の方に迷惑がかかるため、取材や配信目的での来店はご遠慮ください」と呼びかけていました。

しかしこの投稿には、ネット上で「取材を断るなら最初から告知すべきではない」「元芸人なら反響の予測はできたはず」といった批判的な意見が相次ぎました。

一方で「頑張ってほしい」「通販はあるのか」と応援の声も一部では見られています。

斉藤被告は、警視庁により不同意性交などの疑いで書類送検され、昨年10月に吉本興業とのマネジメント契約を解除されました。

今年3月には不同意性交等および不同意わいせつの罪で在宅起訴されています。

話題のポスト



関連


反応



深掘

有名人の“社会復帰”とネット社会における視線

近年、芸能人や著名人が不祥事を経て一般的な仕事や新たな事業に挑戦する例が増えていますが、そのたびにSNSやネット上では厳しい視線が注がれます。

特に性加害や刑事事件に関わった人物の場合、「更生」や「社会復帰」の道のりは極めて困難であり、少しの言動でも世間の注目を浴び、炎上や批判に繋がる傾向が強まっています。

今回の斉藤被告のように、営業活動として商品販売を行う一方で、注目されたくないという姿勢を見せると、矛盾を感じるユーザーからの批判が噴出しやすくなります。

かつてテレビを通じて人々の信頼を得ていた存在だからこそ、落差や不信感が大きく、容易に「もう許された」とは受け止められない社会的風土が背景にあります。

また、SNSでの告知が一瞬で拡散される現代では、意図しない形で注目が集まるリスクが高く、言葉選びや対応にはより慎重さが求められます。

ネット社会においては、再出発のプロセスにも透明性や誠実さが強く求められる時代になっているといえるでしょう。

更生の意味と受け入れられるまでの距離

誰もが過ちを犯す可能性があるなかで、再起や更生のチャンスをどう社会が受け入れるかは、極めてデリケートな問題です。

特に著名人の場合、世間の注目度が高い分、単なる一般人としての再出発では済まされず、その行動の一つひとつが公的に判断されがちです。

斉藤被告が今回のバウムクーヘン販売を通じて「やり直し」を試みようとする姿勢は、一部から理解を得ているものの、過去の重大な問題がある以上、行動に対する説明責任や姿勢が厳しく問われることになります。

また、被害者や社会への誠意ある対応がなければ、どれほど事業を始めても「償いではなく自己都合」として見られる危険性があります。

更生とは、法的な裁きが済んだだけで完了するものではなく、時間をかけた信頼回復のプロセスが伴うものです。

今後、斉藤被告がどういった形で社会との関係を築き直していくのか、その過程は多くの人が注視しています。

再起に必要なのは商品やサービスだけでなく、誠実な姿勢と継続的な信頼構築に他なりません。

(文・構成=シェアニュースジャパン編集部)

 

───あなたの感想は?───

Loading spinner

\\SNSで記事をシェア//

Xでシェアニュースを

〔Share News Japanを支援〕



 アンケート投票 & 結果確認