橋下徹氏「万博を批判してた人達、もっともっと批判してください。ちょっと静かですよ」

元大阪市長の橋下徹氏が大阪・関西万博をめぐって「もっと批判してください」と生放送で挑発的に発言したことに対し、SNSなどで多くの批判が集まっています。

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万博への評価と発言が生む“挑発の連鎖”

大阪・関西万博はかねてより費用の増大や建設の遅れ、地元住民や建築関係者からの懸念が相次いでいたイベントです。

特に「木造リング」と呼ばれる大型施設については、その莫大な建設費が「税金の無駄遣い」として疑問視されてきました。

そうした中で、橋下徹氏が「批判していた人たち、もっと批判して」と皮肉交じりに発言したことで、インターネット上では「煽ってどうする」「問題が解決していないのに開き直りか」などの声が広がっています。

橋下氏は大阪市長時代に万博誘致を提案した当事者でもあり、その発言には責任と重みが求められる立場です。

にもかかわらず挑発的な態度を取ったことで、以前から懸念を抱いていた市民や有識者の不信感をさらに強める結果となりました。

批判の中には「確かに静かですね…。つまり早くも話題にも上がらなくなってしまったということ」「陳腐な煽りだなぁ〜」といった冷ややかな反応もあり、万博の意義や在り方そのものが問われる状況になっています。

対話の余地を狭める“強気”の代償

本来、公共事業や国際イベントに対する批判は、改善や透明性確保のために不可欠なものです。

ところが今回の橋下氏のように、批判に対してあえて煽るような態度を取ることで、建設的な対話の土壌が損なわれてしまうリスクがあります。

万博の来場者数が一定の成果を上げていることは事実であり、それを誇るのは理解できますが、依然として解決していない問題――暑さ対策、バリアフリー設計、費用対効果の疑問など――は存在します。

橋下氏がそのような懸念に対して真摯に応える姿勢を見せることで、より多くの市民が万博を肯定的に受け入れるきっかけにもなったはずです。

ところが「批判者は来て体験すればいい」と突き放すような発言は、分断を深め、批判を「敵」と見なす構図を助長しかねません。

今後の万博運営と信頼回復には、こうした“言葉の使い方”も重要な要素になっていくと考えられます。

(文・構成=シェアニュースジャパン編集部)

 

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