東海学園大学特命副学長「大阪万博のテープカット、11人が全員高齢男性ってギャグなのか…」
Beautiful caucasian older man

上田紀行さんが投稿したポストでは、大阪万博のテープカットセレモニーに参加した11人全員が高齢男性であることに対し、「ギャグなのか」と疑問を呈しています。

「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマにふさわしく、女性や若者の参加が必要ではないかとし、「2025年の日本はこうだった」と未来に残る映像としても問題があると指摘しています。

上田さんは、こうした構図に違和感を覚えない組織委員会の姿勢に「怖さ」を感じていると述べました。

話題のポスト

「未来社会」のデザインと現実の乖離

表現の象徴性が問われる式典

大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」であり、多様性や包摂性を重視する未来のビジョンが掲げられています。

そうした中で、テープカットに登場した11人全員が高齢の男性という構図は、象徴的な場面として「古い日本」の姿を際立たせるものとなりました。

こうしたイベントは、ただの儀式ではなく、理念を社会に伝える表現としての重みを持つため、その人選や構成は強いメッセージを伴います。

また、ジェンダー平等や若者の活躍が叫ばれる現代において、公的イベントの場に多様な立場の人々が登場しないこと自体が、時代錯誤であり、政策推進の本気度が問われかねない状況でもあります。

ネット上の反応

Xユーザーからは以下のような意見が寄せられています。

本質的な改革が求められるとき

見せかけではない「多様性」の実現を

万博は国際的な注目を集める一大イベントであり、その実行体制や意思決定過程にも厳しい目が向けられます。

上田さんの指摘は、「誰が参加しているか」ではなく、「なぜそこにいないのか」という問いでもあります。形式ではなく本質的に多様性を担保する運営のあり方が問われており、単なる批判ではなく、今後の社会設計に向けた提言とも受け取れます。

このような場をきっかけに、象徴的な儀式が現実と乖離しないよう、多様性・包摂性・未来志向を反映した改革が求められているのかもしれません。

(文=Share News Japan編集部)

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