【話題】X民「『派遣が不満なら正社員で働けばいい』これ、よく言われるけど…」

「派遣が不満なら正社員で働けばいい」という言葉に対し、実際には何度応募しても書類選考すら通らないという声がXで共感を集めています。

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派遣から正社員への移行が難しい現実

多くの人が直面する“通れない壁”

リプライ欄には「私も同じ」「通らなかった」「契約社員ルートですら無理だった」といった声が続出しており、現代の雇用構造に対する不満や行き詰まりを映し出しています。

実際、日本の労働市場においては、派遣社員や契約社員から正社員へ登用されるケースは決して多くなく、「キャリアアップ制度」など制度上の道筋はあるものの、年齢、学歴、職歴などによるフィルターが厳しく、門は狭いのが現状です。

中には、長年同じ職場で働いていても、待遇面での差別や更新打ち切りのリスクを抱えながら非正規のままというケースもあり、社会構造の歪みが浮き彫りとなっています。

ネット上の反応

Xユーザーからは以下のような意見が寄せられています。

制度と意識の再設計が必要

正社員登用に実効性を

非正規雇用からの正社員登用を掲げる企業は増えているものの、実際には形骸化している例も少なくありません。

人材を評価する基準や採用の柔軟性に課題がある一方で、「派遣が不満なら正社員に」といった短絡的な言説は、努力しても報われない多くの労働者の現実を無視したものです。

労働市場の健全化には、雇用制度そのものの再設計とあわせて、企業側と社会の意識改革が求められます。

すべての働き方が尊重され、公正に評価される仕組みづくりが、これからの日本社会にとって重要な課題といえます。

(文=Share News Japan編集部)

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