
習近平指導部の発足以降、抑圧的な政治体制を背景に海外で難民申請をする中国人が急増し、総数は100万人を超えました。
報道の詳細
高まる統制と自由を求める動き
言論弾圧と監視社会の進行が移民動機に
中国国内ではここ10年余り、言論の自由や表現の自由が大きく制限され、SNSやメディアの監視も強化され続けています。
とくに新型コロナウイルスの流行を契機に、個人の行動や健康情報を監視・管理する体制が制度化され、「息苦しい」と感じる国民が増加しました。
こうした状況を逃れて国外へ移住しようとする動きが活発化し、難民申請の件数が急増しています。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)もこの傾向を注視しており、2024年だけで申請数は17万6千人に達し、記録のある1951年以降で最多となっています。
中国国内の抑圧的な環境が、個人の尊厳や将来への希望を失わせる要因となっていることは、国際社会にとっても看過できない問題となりつつあります。
ネット上の反応
Xユーザーからは以下のような意見が寄せられています。
1人くらいはスパイ紛れてそう🕵️🕵️♀️
— からっぽにんげん (@Empty_Humanism) April 5, 2025
情けない、自分の国ぞ💢
— まくもん (@mmera3) April 5, 2025
難民じゃないでしょ
— Jay (@Nobo1969) April 5, 2025
偽装もあると思う
— 月六 (@TheMoon6pence) April 5, 2025
受け入れ国の対応と移民政策の揺れ
自由を求める人々と厳格化する入国管理
中国からの難民申請先として最も多いのがアメリカですが、ここでも新たな壁が立ちはだかっています。
トランプ政権による不法移民への厳格な姿勢が復活しつつあり、大規模な強制送還の可能性が現実味を帯びています。一部の中国人申請者は、米国内でも身を潜めるように生活している現状です。
さらに、米中間の外交的緊張も送還リスクを高めており、中国政府が自国民の引き取りに協力する姿勢を見せている点も、自由を求めて出国した人々にとっては深刻な脅威です。
各国に求められるのは、人権尊重と安全確保の観点からのバランスの取れた政策です。個人の自由と尊厳を守る国際的な枠組みの再構築が、ますます求められています。
(文=Share News Japan編集部)
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