【中国】習体制から自由求め… 脱出者100万人突破

習近平指導部の発足以降、抑圧的な政治体制を背景に海外で難民申請をする中国人が急増し、総数は100万人を超えました。

報道の詳細

高まる統制と自由を求める動き

言論弾圧と監視社会の進行が移民動機に

中国国内ではここ10年余り、言論の自由や表現の自由が大きく制限され、SNSやメディアの監視も強化され続けています。

とくに新型コロナウイルスの流行を契機に、個人の行動や健康情報を監視・管理する体制が制度化され、「息苦しい」と感じる国民が増加しました。

こうした状況を逃れて国外へ移住しようとする動きが活発化し、難民申請の件数が急増しています。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)もこの傾向を注視しており、2024年だけで申請数は17万6千人に達し、記録のある1951年以降で最多となっています。

中国国内の抑圧的な環境が、個人の尊厳や将来への希望を失わせる要因となっていることは、国際社会にとっても看過できない問題となりつつあります。

ネット上の反応

Xユーザーからは以下のような意見が寄せられています。

受け入れ国の対応と移民政策の揺れ

自由を求める人々と厳格化する入国管理

中国からの難民申請先として最も多いのがアメリカですが、ここでも新たな壁が立ちはだかっています。

トランプ政権による不法移民への厳格な姿勢が復活しつつあり、大規模な強制送還の可能性が現実味を帯びています。一部の中国人申請者は、米国内でも身を潜めるように生活している現状です。

さらに、米中間の外交的緊張も送還リスクを高めており、中国政府が自国民の引き取りに協力する姿勢を見せている点も、自由を求めて出国した人々にとっては深刻な脅威です。

各国に求められるのは、人権尊重と安全確保の観点からのバランスの取れた政策です。個人の自由と尊厳を守る国際的な枠組みの再構築が、ますます求められています。

(文=Share News Japan編集部)

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