
お笑いコンビ「千原兄弟」の千原せいじさんが、経済学者の竹中平蔵氏のYouTubeチャンネル「竹中平蔵氏の平ちゃんねる」に出演し、大阪・関西万博をめぐる問題点について率直な意見を述べました。
せいじさんは万博の準備状況に対し、「誰が行くねん?」と一刀両断。
「日本にしてはめずらしく段取りが悪すぎた」と厳しく指摘し、建設資材の発注が「FAXでやってたんちゃう?」と、時代遅れの対応を疑う発言も飛び出しました。
竹中氏もこれには「段取りが悪いのは本当にその通り」と同調し、その背景には東京五輪など大型イベントを手掛けてきた広告代理店・電通が不在である点を挙げました。
電通の不祥事により表に出られなくなったことで、経済産業省が主導する形となり、「それが機能していない」と指摘しました。
詳細は動画
「国策イベント」の影に見える構造的課題
旧態依然とした運営体制に問われる時代対応力
大阪・関西万博は、2025年4月の開幕を控える国家的イベントですが、当初から準備の遅れや建設コストの増大、パビリオン建設の停滞などが指摘されてきました。
特に問題視されているのは、発注や連絡体制の非効率さや、意思決定の遅さです。
こうした点が、せいじさんのような市民目線からの率直な疑問に繋がっており、万博全体の信頼性を揺るがしかねません。
ネット上の反応
ネットユーザーからは以下のような意見が寄せられています。
■中抜き平蔵はイベント事は電通抜きでは上手くいかないと?暗に電通を使えと言ってるのと一緒。まさか電通からも抜いていたのか平蔵。
■あんたの会社と同じ 中抜きいっぱいやってる企業よりマシ
■何言ってんだ竹中は😅中抜き東京オリンピック忘れたのかよ
■電通のやり方がトラブルになっているなら、やり方を正常化した方がよいのでは・・・それで遅れるのなら、その状態が正常な状態なのでは・・・
■めちゃええやん😂これで何となく行く人減って会場見やすくなる🙌
■電通無しか。なるほどやね
■大きなイベントは今まで電通や博報堂におんぶに抱っこ!だから主催者にノウハウが無い!
万博成功への鍵は「透明性と実効力」
組織体制の見直しと民間活力の活用が必要
万博という一大プロジェクトは、単なる展示イベントではなく、日本の国際的な存在感や先進性を示す機会でもあります。
その成功には、運営の透明性と実行力、そして民間のノウハウをうまく取り入れた柔軟な体制が不可欠です。
竹中氏のような政策経験者や、せいじさんのような現場感覚を持つ発言者の声は、世論にとっても大きなヒントとなります。
今後の運営において、こうした指摘を真摯に受け止め、開かれた形での改善がどこまで図られるかが注目されます。
万博が「失敗プロジェクト」とならないためにも、いまこそ本気の立て直しが求められています。
(文=Share News Japan編集部)
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