
京都・愛宕念仏寺に休館日中に無断で侵入したとして、中国人観光客の男が建造物侵入の疑いで逮捕され、同行者とみられる人物も警察が行方を追っています。
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報道の詳細
観光マナーと文化財保護のはざまで
増える外国人観光客に寺院側の対応が追いつかず
京都は世界的な観光都市として知られ、特に寺社仏閣は多くの訪日客が足を運ぶ人気スポットです。
しかしその反面、観光客によるマナー違反やルール無視が問題視される場面も少なくありません。
今回の事件が起きた「愛宕念仏寺」は、約1200体の羅漢像が並ぶ独特の景観で知られ、「日本一の隠れ寺」として外国人観光客にも注目されてきました。
観光客の急増に伴い、寺院側は静かな環境を守るために週1回の休館日を設けるなどの対応を取ってきましたが、それでも無断侵入といった行為が発生しており、マナーや意識のギャップが浮き彫りになっています。
ネット上の反応
Xユーザーからは以下のような意見が寄せられています。
祖国の万里の長城に観光に行っても同じことをするのでしょうね
— タカツキ幸二 (@koji_star_2006) April 4, 2025
なんや?無断侵入?
— 脳筋のオッサンです (@noukinnaodesu) April 4, 2025
目的は?
電気流したらええやん😆
— あっきー (@ljDL0ThrEkfVEEI) April 4, 2025
無縁仏様に怒られますように(-人-)
— はなこ (@eHadFEu2WQwZiHQ) April 4, 2025
安心しろッ、どうせ不起訴だよッ!
— @K-Maeda (@K_Maeda6937) April 4, 2025
観光立国としての責任と課題
マナー教育と法的対応の両輪が求められる
訪日外国人の増加は経済面での恩恵をもたらす一方で、文化財や宗教施設におけるマナー問題も深刻化しています。
とくに寺社仏閣では、写真撮影のマナー違反や立ち入り禁止エリアへの侵入が後を絶ちません。
多言語での案内や啓発ポスターが整備されつつありますが、それでも全ての来訪者に行動の意味を伝えるには限界があります。
今回の事件を受けて、愛宕念仏寺では侵入防止用の植樹を前倒しで実施するなど、自衛の動きも見られています。
今後は、観光と文化保護を両立させるため、地域や行政、そして旅行業界が一体となった取り組みが求められます。
観光の自由と地域の尊厳、その両立が問われる時代に入りつつあります。
(文=Share News Japan編集部)
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