
4月1日、Xに投稿された芳賀有一郎さん(@Yuichiro_Junior)の発言が、多くの共感を集めています。
投稿では、かつていじめを行った人物が大人になってから「今さら許してもらおうとは思わないけど謝っておきたかった」と言ってくることに対して、「一生許さないよ」と返すと驚いた表情をすることへの違和感を語っています。
芳賀さんは、こうした謝罪が真に反省の意からではなく、罪悪感から逃れるための自己都合である可能性を指摘。
「そんな反則勝ち逃げみたいな真似が許されるか」「お前は一生『他人の人生をぶち壊したクズ』として生きていくんだよ」と強く断じています。
この投稿は、いじめ被害者の立場に立った率直な意見として大きな反響を呼び、9万件を超える「いいね」が寄せられています。
話題のポスト
単に、自分の罪悪感から逃れたいだけじゃねえか。
そんな反則勝ち逃げみたいな真似が許されるか。
お前は一生、「他人の人生をぶち壊したクズ」として生きていくんだよ。— 芳賀 有一郎 (@Yuichiro_Junior) April 1, 2025
いじめ被害者が抱える長期的な傷
「謝れば済む」という意識の問題
いじめは被害者に長期間にわたり精神的・社会的な影響を及ぼす行為であり、大人になってからもその傷は癒えることなく残る場合が少なくありません。
加害者が大人になってから謝罪をすること自体は一見誠実に見えるかもしれませんが、謝罪が自らの罪悪感の軽減を目的としているのであれば、被害者にとってはむしろ二次被害ともなりかねません。
こうした「謝れば許される」という前提を持つ謝罪は、真の意味での償いや反省とは言えず、被害者の気持ちを再び踏みにじる可能性もあります。
芳賀さんの投稿は、そのような“加害者の自己中心的な償い”に対して警鐘を鳴らすもので、多くの被害経験者の心に響いたのです。
ネット上の反応
Xユーザーからは以下のような意見が寄せられています。
同じ学校に進学したやつが「実は虐められてたの知ってたけど見て見ぬフリしてたごめん。」って言ってきた。
— しゃけ@ぜろねちゃんねる (@deadman123xyz) April 2, 2025
確かにお前からは何も言われてないけど一緒に爆笑してたの知ってっかんな??…
亡くなった人を許せないし
— 白檀 (@sandalwood30241) April 2, 2025
しかたなーく告別式行ったけど
今後は断りたい
心が狭いと言われるけど
そこまでのことをされたのよ
許してやれという周囲は
自分が仲裁したと思いたいだけ
みんな結構、恨みを引きずってるようで安心した。
— コウジ (@kouzisanma) April 2, 2025
何十年前の事を恨んでるのは自分だけじゃないんだな。
謝罪すれば赦して貰えると本音の所では思ってたりするのかも
— GO (@suzutuki_haruna) April 2, 2025
謝罪を受け入れることと赦すことは別件
苦笑して「だよな」ってなる場面なのになんでショックを受けるんだ・・・
— 黒澤 盾 (@J8bPRlsz1l90838) April 1, 2025
いじめとどう向き合うか、社会の姿勢が問われる
被害者に寄り添う環境と教育が必要
いじめ問題を社会全体で捉える上で重要なのは、加害者をただ糾弾するだけでなく、被害者の尊厳を守り、安心して生きられる環境を整えることです。
教育現場では、いじめを防止するだけでなく、いじめを受けた生徒が自尊心を取り戻せる支援体制が求められています。
また、社会全体としても、いじめを“過去の出来事”として片付けず、被害者の痛みに寄り添い続ける姿勢が不可欠です。
謝罪に対する反応は人それぞれですが、加害者は「許されること」を前提にしてはならず、むしろ一生背負っていくべき責任であるという認識を持つべきでしょう。
芳賀さんの投稿は、こうした現実を鋭く突いた発言として、いじめに関する社会的な意識の再確認を促すものでした。
(文=Share News Japan編集部)
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