【物議】X民「ヒロシマ・ナガサキは忘れてもらって構わない。そんなことより、次世代が覚えるべきことは…」
NeilによるPixabayからの画像

Xユーザーのハメルさん(@BGenHummel)が投稿した一連の内容が注目を集めています。

投稿は、防災や生存戦略に関する実践的な知識を紹介するもので、「ヒロシマ・ナガサキは忘れてもいい」「自分の代で途絶えるべきだと思っている」と述べつつ、「次世代が覚えるべきことは、原爆の死者の8割が熱傷によるもので、窓から離れるだけで生存確率が上がる」と強調しています。

さらに、「閃光を見たらすぐ窓から離れることが有効であり、これは原爆だけでなく通常弾頭、隕石、火山噴火など爆発全般に当てはまる」とし、他にも毒ガスへの対処法として「鳥や虫の死骸が落ちてきたら屋内退避し、服を脱ぎ密閉、石鹸で洗浄」といった具体的なアドバイスを列挙。

災害時に「想定外」という言葉にとらわれず、「人間は想定内でしか備えられない」として、可能な備えだけ覚え、残りは割り切るべきだと語っています。

また、「思春期にスイスの民間防衛が流行った」「南海トラフと第二次太平洋戦争、どちらが先か」などの投稿からは、現代の危機意識に対する皮肉や冷静な視点もうかがえます。

話題のポスト

民間防衛教育への再評価の兆し

“想定外”にどう備えるかを問う発信

ハメルさんの投稿が反響を呼んでいる背景には、世界的に自然災害や地政学リスクが高まっている中で、一般市民が取れる具体的な行動や知識に関心が高まっている現状があります。

スイスでは冷戦期から一般家庭に核シェルターを備え、民間防衛の概念が根付いていますが、日本ではそのような教育や訓練が一般化しているとは言い難い状況です。

投稿は、脅威に対する冷静な分析と諦観が交差する独自の視点で構成されており、「どうせ死ぬときは死ぬ」という言葉は、極限下でも理性を保ち、自分にできる最小限の備えをすることの重要性を逆説的に語っているとも受け取れます。

ネット上の反応

Xユーザーからは以下のような意見が寄せられています。

備える社会へ、知識の共有が鍵に

現実的な知恵が生む“自助”の再確認

地震、ミサイル、パンデミック、テロ――予測できない事態が相次ぐ時代において、行政による「公助」だけでなく、個人や家族による「自助」の重要性が再認識されています。

ハメルさんの投稿のように、過度に恐怖を煽ることなく、冷静かつ具体的な行動指針を共有する姿勢は、多くの人にとって学びとなるものです。

記憶に残すべきは「出来事」だけでなく、「そこから得られた教訓」だという視点が、次世代の災害・危機対応のあり方を考えるうえで貴重なヒントとなっています。

社会全体で災害対応の実践知を共有していくことが、今後ますます求められています。

(文=Share News Japan編集部)

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