英誌「女性働きやすさ、日本は27位 2年連続でワースト3番目」

英誌エコノミストが発表した「女性の働きやすさランキング2024」で、日本は前年と同じ27位となり、先進国の中でも依然として下位にとどまっていることが明らかになりました。

日本の女性の働きやすさが低い理由

企業における女性の昇進機会の少なさ

日本では近年、女性活躍推進の取り組みが進められていますが、依然として管理職や役員への登用は進んでいません。世界的には企業の女性役員の割合が増加しており、英国やフランスでは男女がほぼ同数になった一方、日本では依然として低水準のままです。このような環境が、女性のキャリア形成を阻む大きな要因となっています。

賃金格差の拡大

エコノミストの報告によると、日本では男女間の賃金格差が依然として大きく、むしろ拡大傾向にあると指摘されています。特に、長時間労働を前提とした働き方や、育児・介護の負担が女性に偏る傾向が強いため、フルタイムでの就業継続が難しく、結果的に賃金の格差が生まれています。

報道の詳細

ネット上の反応

Xユーザーからは以下のような意見が寄せられています。

今後の課題と改善策

男女平等を推進する政策の必要性

北欧諸国が上位を占めた理由の一つとして、共働きを支援する政策の充実があります。育児休暇制度の整備や、男性の育休取得の推進、柔軟な働き方の導入など、日本でもより積極的な政策が求められています。これにより、女性が働き続けやすい環境を整えることが急務となります。

社会全体の意識改革

日本では、女性の役割に対する固定観念が依然として根強いことも、ランキング低迷の一因とされています。企業や政府の制度改革だけでなく、社会全体が「女性も男性と同じようにキャリアを築ける」という意識を持つことが重要です。こうした価値観の変化が、日本の順位向上につながる可能性があります。

(文=Share News Japan編集部)


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