
マラソン大会中に心停止した女性ランナーに対し、「倒れたのが女性で、救護員が男性だったから」という理由でAEDが使用されなかったという記事。この記事ですら「下着をずらしてパッドを貼ることができる」と説明されていた事が物議を醸しています。
報道の詳細
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ゴールまで1km、倒れた女性 使われなかったAED…「抵抗なくなる社会に」考え続ける家族https://t.co/CbVKRddAK8
>下着をずらすなどしてパッドを素肌に貼ることができれば、服をすべて脱がさなくても使うことができます使われなかったという記事ですら「脱がせるな」を主張するから凄い
— なる (@nalltama) March 7, 2025
AED使用を巡る社会的課題
性別によるためらいが命を左右する
AEDは心停止した人の命を救う重要な装置ですが、特に女性への使用をためらう傾向が指摘されています。実際、総務省消防庁のデータによると、心肺蘇生やAEDの使用率は男性に比べ女性の方が低いことが明らかになっています。これには「セクハラで訴えられるのではないか」という誤解や偏見が影響していると考えられています。
「脱がせるな」議論の影響
記事では「下着をずらしてパッドを貼る方法」や「周囲の目から守るための対策」が紹介されていましたが、これに対しても「脱がせるな」との反応が見られました。こうした意見が広がることで、AEDを使用すること自体がよりためらわれるようになり、救命の機会が失われる可能性があると懸念されています。
ネット上の反応
Xユーザーからは以下のような意見が寄せられています。
周りにいた第三者が、時間経ってから
— ガルシアP (@gar_cia_P) March 7, 2025
「あの人、AED使うフリして胸を触ってた」
とか言い出したら無罪証明が難しすぎるんだよね。
乳腺外科医事件とか黒岩町長冤罪事件とか見てるから、
「○○すれば大丈夫」系の言葉が霞む。 https://t.co/qvZeglW7PU
この記事にさえ「下着を取らなくても AED パッドをつける方法もある」なんて書いてるから、男性が女性を AED 救命するのはほぼ無理じゃないですかね…
— DF (@dfinvestment) March 8, 2025
ゴールまで1km、倒れた女性 使われなかったAED…「抵抗なくなる社会に」考え続ける家族(withnews)#Yahooニュースhttps://t.co/ghi3F4o3S6
「四人部屋に居た患者の胸を舐めた」と訴訟が起こされ、麻酔で朦朧としてるから証言は信用できないはずなのに、
— ひろゆき (@hirox246) March 7, 2025
「被害者が嘘をつくはずがない」と東京高裁で麻酔医が有罪。
医者ですら訴えられるのに女性の服を脱がせるのに躊躇する男性が居るのは当然。法律で免責にすべき。https://t.co/B4arlRtsJH https://t.co/4T1Iikshkp
マラソン大会開催前の大会長挨拶で「AED使用の際は男女問わず衣類を脱がします。嫌なら棄権しなさい」とアナウンスすべき
— こりんと (@corin1969) March 8, 2025
躊躇なく脱がしてパットを貼りましょう。って記事じゃないんだね。
— 淡糸桃介 (@awaito_tousuke) March 7, 2025
社会の意識改革が必要
救命行為の正しい知識を広める
AEDの使用に関する誤解をなくし、正しい知識を広めることが重要です。現在、中学・高校の授業では心肺蘇生法が指導されていますが、より早い段階から教育に組み込むことが求められています。
ためらいのない救助ができる社会へ
救命の現場では、性別や年齢に関係なく迅速な対応が必要です。「訴えられるかもしれない」との不安がある限り、救助をためらう人が増える可能性があります。AEDを適切に使える社会を築くため、法整備や意識改革が求められています。
(文=Share News Japan編集部)
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