
Xユーザーの管理マンさんが、「ホームセンターでピカール(金属磨き剤)が品薄になると春の訪れの合図」と投稿し、それに対し全宅ツイのグルさんが「鍵交換代」にまつわる不動産業界の裏話を解説したことで話題になっています。
全宅ツイのグルさんによると、引っ越し時に不動産会社から請求される「鍵交換代」2万円は、本来は新しい鍵とシリンダーに交換するための費用です。しかし、一部の悪質な不動産業者は、実際には新しい鍵に交換せず、前の住人が使っていた鍵を「ピカール」で磨いて新品のように見せかけ、そのまま新しい住人に渡しているというのです。これにより、実質的にはほぼ原価ゼロの作業で高額な鍵交換代を請求している可能性があると指摘されています。
この投稿は、多くのユーザーから驚きや怒りの声を集めています。「自分も鍵交換代を払ったけど、これって本当に交換されてたの?」「今後はちゃんと確認しよう」といったコメントが相次ぎ、不動産業界の透明性について改めて議論が巻き起こっています。
話題のポスト
説明しよう!みんなもアパートを借りるドサクサで不動産屋さんが押し付けてくる諸費用一覧に”鍵交換代”と書かれた2万円ぐらいの費用を払ったことがあるだろう。これはセキュリティの観点から前の住人が使ってた鍵ではなく新しくシリンダーも交換して新しいカギにするための費用で、このおかげでみんな… https://t.co/01i0d8b3Ba
— 全宅ツイのグル (@emoyino) March 7, 2025
鍵交換の実態と不動産業界の問題
「鍵交換代」は本当に適正なのか?
鍵交換代は、多くの賃貸契約で請求される費用の一つですが、その内訳について明確に説明されることは少ないのが現状です。実際に、新品の鍵とシリンダーが交換される場合、2万円前後の費用は決して高すぎるわけではありません。しかし、今回の投稿のように「古い鍵を磨いて使い回しているケース」があるとすれば、それは契約者に対する不誠実な行為であり、詐欺的な手法ともいえるでしょう。
入居者が確認できる対策とは?
鍵交換の有無を確認するために、入居者ができる対策としては、以下のような方法があります。
- 契約時に「鍵交換の証明書」を求める
- 鍵交換時に立ち会いを希望する
- 新しい鍵のメーカーや型番を確認する
特に、新品の鍵ならば、通常はメーカーの封がされた状態で渡されるため、むき出しの状態で渡された場合は注意が必要です。
ネット上の反応
Xユーザーからは以下のような意見が寄せられています。
ちゃんと交換してるかどうかを見分ける方法を知りたい。
— 川岸の木 (@iqi0BQty12c1YQl) March 8, 2025
厚生労働省かどこかのガイドラインでは貸主負担が望ましい的な事が書いてあった気がする。
— 味噌バターフラペチーノ ねこ助 (@nek0suke801) March 8, 2025
同じ棟の別の空き家のシリンダーと取り替えて、浮かせたりとか…
— hiyosu6 (@hiyos6) March 7, 2025
これやられて、住みはじめて1ヶ月ぐらいで、アパマンショップの店員と賃貸探してる客に入ってこられてきた事がある。
— フカヒ~レ (@hukahi_re252) March 8, 2025
空き家だと思って内覧しにきたらしく地獄と化しました。
鍵交換代が4万超もしたので、あまりに高かったので不動産屋に必須条件か?と言われたので、必須条件と言われた。
— 名前を入力してください (@supernovatyo) March 8, 2025
本当に鍵交換したか証拠を出せ(外注なら外注先領収書を出せ) といったら交換している最中の写真送ってきた。交換しているところは交換してる。うん。
これからの不動産契約で注意すべきこと
契約時の細かい確認が重要
不動産契約では、「敷金・礼金」「クリーニング代」「更新料」など、様々な費用が請求されるため、入居者は細かい部分まで確認することが大切です。特に、「鍵交換代」や「消毒代」などの項目については、本当に必要な費用なのかを事前に確認し、不透明な請求がないかチェックすることが求められます。
業界全体の透明性向上が必要
今回の投稿が話題になったことで、不動産業界の透明性に対する関心が高まっています。全ての業者が悪質というわけではありませんが、こうした問題が存在する以上、契約者側の意識向上とともに、業界全体のルール整備や監視体制の強化が求められるでしょう。消費者が知識を持ち、不当な請求を見抜くことが、より公正な不動産取引につながるのではないでしょうか。
(文=Share News Japan編集部)
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