
デンマークの政府系郵便会社「ポストノルド」は、2024年12月30日をもって国内の郵便配達を終了し、1500の郵便ポストも撤去することを発表しました。
報道の詳細
郵便離れとデジタル化の進展
インターネットの普及で郵便は不要に?
デンマークでは、インターネットの普及により手紙のやり取りが激減し、郵便事業の継続が難しくなっていました。2000年には年間14.5億通あった郵便物の数は、2024年には1.1億通まで減少し、9割以上も縮小しています。これにより、政府系の郵便事業を維持する意味が薄れ、ポストノルドは郵便配達の終了を決断しました。
欧州全体で進む「郵便の民営化」
デンマーク以外でも、郵便サービスの見直しが進んでいます。ドイツやフランスでは、すでに郵便事業の大部分が民間企業に委託されており、国営の郵便サービスは縮小傾向にあります。今回の決定も、デンマークの郵便事業が時代に適応するための流れの一環といえるでしょう。
ネット上の反応
Xユーザーからは以下のような意見が寄せられています。
宅配的なサービスはどうなるんだろう(´・ω・)
— 16tons (@16tons_) March 7, 2025
宅配など、ポストを使わない民間の配送サービスは残るのではないでしょうか。Amazonもあるだろうし国際郵便物が無くなる事も無いと思います。
— Piichoco🌺 (@pirorin101) March 7, 2025
訴状の送達とかどうするのだろうか。書留や特別送達は残すのかな?
— たあー (@Toteyamada) March 7, 2025
紙じゃない花とか、食べ物とか
— 転生したレイ🐧🐊🐼🦭♀ (@kabuusu3121) March 7, 2025
どうするのかな?
とはいえ宅配便はあるんだよね?
— よったす (@Aebp6H) March 7, 2025
問題ないな
過去1年振り返ると
宅配便か本送る大きい封書くらいだ
請求書や公共料金のやり取りもネットだし
今後の課題とデンマークの選択
郵便サービスの代替手段
デンマークでは、ポストノルドの郵便事業終了後、民間の事業者が自治体の通知書類などの配達を担当することになります。これにより、完全に郵便サービスが消えるわけではありませんが、従来の公的サービスとは異なる形に変わることになります。また、国際郵便については、政府が入札で事業者を決めるため、海外とのやり取りに影響が出る可能性もあります。
小包事業へのシフトがカギ
ポストノルドは、郵便事業から撤退する一方で、成長が続く小包事業に経営資源を集中させると発表しています。これは、ネット通販の拡大に対応するための戦略であり、今後の物流業界の動向にも影響を与えるでしょう。デンマーク国民にとって、郵便よりも物流の充実が重要視される時代へと移行しているのかもしれません。
(文=Share News Japan編集部)
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