竹中平蔵氏「森永卓郎さんのご冥福を、心からお祈りします。私とは色々意見が違いましたが…」

元経済財政政策担当大臣の竹中平蔵さんが、1月30日にXで経済アナリストの森永卓郎さんの訃報に触れ、追悼の意を表しました。

竹中さんは「私とは色々意見が違いましたが、大きな存在感のある経済アナリストとして一時代を築きましたね」とコメントし、森永さんの息子である森永康平さんにも「お父さんの意思を継いで、さらに立派なエコノミストになって下さい」とエールを送りました。

しかし、この投稿には批判が相次ぎ、「お前が言うな」「なんとも嫌味な文章だ」といったコメントが殺到しました。

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竹中平蔵さんと森永卓郎さんの経済政策の対立

竹中さんと森永さんは、経済政策においてたびたび対立してきたことで知られています。竹中さんは小泉政権下で規制緩和や市場原理を重視した政策を推進し、特に派遣労働の規制緩和を主導したことで批判を受けることもありました。一方の森永さんは、庶民の生活を重視する立場から、新自由主義的な政策に強く反対し、竹中さんの改革を厳しく批判していました。

そのため、竹中さんが森永さんの死を悼む姿勢を見せたことに対し、「どの口が言うのか」「政策で日本を壊した張本人が何を言っているのか」との反発が広がりました。

ネット上の反応

ネットユーザーからは以下のような意見が寄せられています。

  • 「森永卓郎さんもお前だけには言われたくないだろう」
  • 「白々しいね」
  • 「敵のご冥福を祈る姿勢は立派と思いますが、竹中さんが行って来た財政政策は全く評価致しません。引退なさったのですから、国政に口出しせず、穏やかにお過ごし下さい」
  • 「息子さんを脅してるようにみえる」
  • 「お悔やみなのか、喧嘩売ってるのか あつかましいのか」

竹中平蔵さんへの不信感は根強いまま

竹中さんの追悼ポストは、彼の過去の政策に対する国民の不満を再び浮き彫りにしました。

特に派遣労働の規制緩和をはじめとする新自由主義的な政策が、現在の経済格差の一因と考えられていることから、竹中さんへの反発は根強いものがあります。

森永さんが竹中さんの経済政策に批判的だったこともあり、「その竹中さんが追悼するのは皮肉だ」との見方もあります。

今後も竹中さんが発言するたびに、こうした批判が繰り返される可能性が高いでしょう。

(文=Share News Japan編集部)


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