
タレントのSHELLYさんが2022年6月26日、アメリカでの中絶の権利をめぐる最高裁判決に関してX(旧ツイッター)で連続投稿を行いました。
SHELLYさんは「子宮を持つ人にとって中絶は権利ではないという、耳を疑う結論が出ました」とし、今回の判決によって安全な中絶が困難になることで「多くの命が危険にさらされる」と強い懸念を示しました。
また、「日本でも未だに時代遅れと言われる方法でしか人工妊娠中絶が認められていない」と、日本の中絶制度についても問題提起しました。
さらに、「意図せぬ妊娠を完全に防ぐ方法はない。確実な避妊方法はなく、レ〇プされる可能性もある」と指摘。
この発言に対し、一部のユーザーから「妊娠する可能性があるのは女性だけでは?」といった疑問の声が上がりました。
これを受け、SHELLYさんは「レ〇プされて妊娠する可能性があるのは女性だけではありません」と補足し、「この問題は女性だけの問題じゃないので、子宮のある人という言葉を使いました」と説明しました。
話題のポスト
アメリカで起きたことについて何か発信するのになかなか気持ちが落ち着かず、時間がかかりました。
子宮を持つ人にとって中絶は権利ではないという、耳を疑う結論が出ました。
この決定は中絶を無くすものではなく、安全な中絶にたどり着けなくするものです。続— SHELLY (@shellysproject) June 26, 2022
(略)
本題と違う部分で気持ちを害された方がいらっしゃるみたいなので、補足します。
レイプされて妊娠する可能性があるのは女性だけではありません。この問題は女性だけの問題じゃないので、子宮のある人という言葉を使いました。
続— SHELLY (@shellysproject) June 27, 2022
嫌な気持ちになって欲しくないのでお伝えしたいのですが、決して女性に対して失礼な意味合いで使ってません。
— SHELLY (@shellysproject) June 27, 2022
「子宮のある人」表現をめぐる議論
SHELLYさんが用いた「子宮のある人」という表現については、賛否が分かれました。
近年、ジェンダーに関する議論の中で「女性」という言葉を避け、「生理のある人」「妊娠可能な人」といった言い回しが使われることがあります。
これはトランスジェンダーやノンバイナリーの人々を考慮した表現ですが、一方で「女性という言葉を使うべきだ」とする意見も根強くあります。
SHELLYさんの投稿に対しても、「包括的な表現で良い」とする支持の声と、「かえって女性の存在を否定しているのでは?」と疑問を呈する声が寄せられました。
ネット上の反応
ネットユーザーからは以下のような意見が寄せられています。
- 「シェリー、ぶっ飛んでんな…」
- 「子宮のある人を生物学的には女(メス)というのですが?社会的にジェンダーがいくら女だからといっても、生物学的に男(オス)の人は子どもは産めません、逆立ちしても」
- 「トランスジェンダーで手術をしてない元女性もと言いたいんだろうね」
- 「言葉遊びで自己顕示欲を満たしたいのかな?」
- 「まとめ 一生懸命考えて、よく分からない事を言ってみたが、余計よくわからない事になり、よく分からない言い訳をしてみた。」
中絶とジェンダー表現の議論は続く
アメリカでは中絶をめぐる議論が今後も続くと見られ、日本においても安全な中絶の選択肢や法制度の見直しが求められています。
また、ジェンダーに関する言葉の使い方についても、社会の中で多様な意見があることが浮き彫りとなりました。
SHELLYさんの発信は、こうした議論を考えるきっかけを提供するものとなり、今後も社会的な波紋を呼びそうです。
(文=Share News Japan編集部)
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