
Xユーザーのマス郎さんは、建設業界の深刻な人手不足について警鐘を鳴らしています。
彼によると、今後2〜3年で建設技能者の1割が70歳を超え、その後は55歳以上の大量定年が控えていると指摘。
これにより、現在の労働者数を維持するには「新卒採用数を3倍以上にし、それを10年間継続する必要がある」と述べています。
一方で、超高層ビル・都市開発研究所の中の人(きりぼうくん)さんも、労務コストや資材コストの高騰、建設需要の高さを指摘しながら、「採用数は増えている」と一定の希望を示しています。
しかし、業界全体としての人手不足解消にはまだ時間がかかる状況です。
話題のポスト
実をいうと、建設業は終わりです。
突然こんなこと言ってごめんね。
でも本当です。2、3年後に建設技能者数の1割が70歳超えます。
程なく55歳以上の大きめの定年が来るので気をつけて。
今と同じ労働者数を確保するためには、"新卒数3倍超"を10年続ける必要があります。
それだけやって現状維持。 https://t.co/4gH7zQpCiq pic.twitter.com/KaJT3HBtdZ— マス郎(老眼) (@mansukitaleau) January 28, 2025
建設業界の人手不足と今後の課題
建設業界の人材不足は、以前から懸念されてきた問題です。
特に高齢化の影響は大きく、現在の建設技能者の平均年齢は50歳を超えていると言われています。
技能を持つベテラン職人の引退が相次ぐ中、若年層の新規参入が追いついていないのが現状です。
また、労務コストと資材コストの上昇も建設業界の大きな課題となっています。
資材の高騰はウクライナ情勢や円安の影響が大きく、労務コストは人手不足の影響で今後さらに上昇する可能性があります。
さらに、若い世代が建設業を敬遠する理由の一つに、労働環境の厳しさや待遇面の問題が挙げられます。
近年はデジタル技術の導入や省力化工法の開発が進んでいるものの、まだ十分に効果が出ているとは言えません。
今後、待遇の改善や労働環境の整備が急務となるでしょう。
ネット上の反応
ネットユーザーからは以下のような意見が寄せられています。
- 「AIが助けてくれます!(白目」
- 「そういう状況建設業に限らないのがよりつらい」
- 「高齢者は免許返納しろって話がよくあるけど、実際にやったら農業や工業などいろんな業界でより一層の崩壊が進みますよねえ・・」
- 「えーそんなこと言わない出ください😰」
- 「50歳が若手と呼ばれる姥捨の職業 働いても対して金にならなきゃクソ危険で休みも少ないから仕方ないね(経験談」
建設業界の未来はどうなるのか
建設業界の人手不足は、今後さらに深刻化すると予想されます。
現在の人材確保のペースでは、引退する職人の数を補うのが難しく、抜本的な対策が求められます。
・賃金や労働環境の改善
給与の引き上げや労働時間の見直しが不可欠。
・DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進
省人化・効率化を図るための技術導入が求められる。
・外国人労働者の活用
現在も技能実習生制度を利用しているが、より長期的な雇用制度の整備が必要。
・建設業のイメージ向上
若い世代に向けたPR活動や、教育機関との連携強化が求められる。
このままの状況が続けば、数年以内に建設業の深刻な労働力不足が現実化する可能性が高いです。
今後の政府や業界の対応が、建設業の未来を大きく左右することになりそうです。
(文=Share News Japan編集部)
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