
フジテレビの一連の騒動を受け、スポンサーのCM見合わせが続く中、1月28日、西松屋が「サザエさん」へのCM提供を当面見合わせると発表しました。
これにより、2月4日放送回ではCM提供がゼロになる見込みです。
報道の詳細
さらに、トヨタ自動車、日本生命保険、キリンHD、サントリーHD、アサヒグループHDなどが、2月分のCMキャンセルを決定。
日本生命は「ガバナンス(企業統治)や人権侵害への懸念が払拭されていないため」と理由を説明した。
キリンHDは、フジテレビに対して調査結果の迅速な情報開示や再発防止策を申し入れたが、27日の記者会見で疑義が解消されなかったとしている。
中部電力も28日からフジテレビ制作番組のCMを差し替える対応を始めた。
[add0]「サザエさん」の歴史的転換点、フジテレビにとっての大打撃
「サザエさん」は1969年の放送開始以来、日本を代表する国民的アニメとして親しまれてきました。
しかし、長年番組を支えてきた東芝が2018年に提供を降板。その後も提供スポンサーの入れ替わりが続く中、現在のフジテレビの企業イメージ悪化が決定打となり、ついに「提供なし」という異例の状況に直面しました。
フジテレビにとって、「サザエさん」は視聴率の安定したコンテンツであり、スポンサーが逃げることは単なる番組の問題ではなく、局全体の経営危機を象徴する出来事です。
特に、視聴者層がファミリー層中心であるため、スポンサーにとってはブランドイメージを重視する枠でした。それが消滅するということは、フジテレビの信頼回復が容易ではないことを示しています。
[add2]ネット上の反応
ネットユーザーからは以下のような意見が寄せられています。
- 「その決定は意外でしたね。西松屋のCMが見られなくなるのは寂しいですが、他のCMも頑張って作られるのでしょうね。」
- 「さらに増えたか_:(´ཀ`」 ∠):」
- 「ついに撤退しましたか😓」
- 「タイムリーな決断だ」
- 「広告放映の禁止」
「CMゼロ」のサザエさん、フジテレビの信用回復への道は険しい
フジテレビが開いた「10時間超の会見」は異例の対応だったものの、企業の信用を取り戻すには至らず、スポンサー離れは続いています。
特に「サザエさん」というフジテレビの象徴的番組が提供なしとなることは、視聴者だけでなく広告業界にも大きな影響を与えそうです。
今後、フジテレビがスポンサー離れを食い止めるためには、単なる説明会ではなく、企業としてのガバナンス改革や信頼回復のための具体的な行動が求められるでしょう。
(文=Share News Japan編集部)
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