
石破茂首相は28日の衆院本会議で、「年収103万円の壁」の見直しについて、一部報道で政府・与党が150万円程度への引き上げを検討しているとされたことについて、「検討しているとは認識していない」と否定しました。
報道の詳細
「年収の壁」問題とは?
「年収103万円の壁」とは、所得税がかかり始める年収基準のことです。
パート・アルバイトなどの非正規労働者にとっては、これを超えると手取りが減る可能性があり、労働時間を抑える動機になってしまうため、長年にわたって制度の見直しが議論されてきました。
2024年の税制改正大綱では、この壁を123万円に引き上げることが決定されましたが、さらなる引き上げについては議論が続いています。
一部報道では「150万円への引き上げ案」も取り沙汰されましたが、首相はこれを否定。
政府・与党内での議論が錯綜している可能性もあります。
[add2]ネット上の反応
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この期に及んで、150万円への引き上げについて検討すらしていないとは。インフレで苦しむ国民の手取りを増やす気など全くないと言うことか。
178万円を目指すとした3党の幹事長間の合意はそんなに軽いものなのか。
もう、参議院選挙で勝って議席を増やすしかない。 https://t.co/00hlbCCwwL
— 玉木雄一郎(国民民主党) (@tamakiyuichiro) January 28, 2025
ネットユーザーからは以下のような意見が寄せられています。
- 「石破ふざけるな!生存権侵害だと分かっていてやっている。しかもガソリン税撤廃も聞いただけでやる気なし。自民党、財務省ふざけるな!」
- 「壁の引き上げやガソリン減税は自民が標榜する税抜きでの収入アップに繋がるのになぜやらない。」
- 「よく検討していないって言えましたね。その図太い神経は尊敬します。」
- 「多くの方が指摘されるように、岸田氏と同じで総理大臣になって絶対これをやり遂げようというものがなかったのでしょうね。人の批判をするばかりで。」
- 「国民の期待を無視するってことですかね。」
改革のスピードが問われる今後の議論
「年収103万円の壁」見直しは、働く人々にとって大きな関心事であり、現在の123万円への引き上げが十分かどうかは引き続き議論が続くでしょう。
また、国民民主党が主張する「178万円」案や、立憲民主党の「給付による補填」案など、他の政党の主張も絡む中で、政府がどこまで歩み寄るかが焦点となります。
今後の国会審議や、与野党間の協議がどのように進展するのか、引き続き注目が集まりそうです。
(文=Share News Japan編集部)
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