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1月24日、石破茂内閣総理大臣は衆参両院の本会議で施政方針演説を行い、「楽しい日本」の実現を目指す方針を示しました。
地方創生を核とした「令和の日本列島改造」を掲げ、国民一人ひとりが自己実現できる社会づくりに注力する考えを強調しました。
[add0]「楽しい日本」とは—新たな国のビジョン
石破総理は、今年が戦後80年、昭和100年の節目であることに触れながら、これまでの日本を振り返り、未来に向けた新たなビジョンとして「楽しい日本」を提唱しました。
「楽しい日本」とは、
・すべての人が安心・安全を感じる社会
・「今日より明日は良くなる」と実感できる社会
・多様な価値観を尊重し、自己実現を図れる国家
と定義され、国家、企業、個人が一体となって成長する社会を目指すと述べました。
「令和の日本列島改造」—地方創生の5本柱
「楽しい日本」を実現するための政策の中心として、石破総理は「地方創生2.0」を掲げ、次の5つの柱を発表しました。
- 若者や女性にも選ばれる地方の実現
- 産官学の地方移転と創生の促進
- 地方イノベーション創生構想の推進
- 新時代のインフラ整備(デジタル・交通)
- 広域リージョン連携の強化(地域間協力)
石破総理は、「東京一極集中からの脱却」を掲げ、地方に魅力的な雇用と教育環境を整備することを強調しました。
[add2]経済・財政・社会保障—賃上げと資産運用立国を推進
経済政策については、「賃上げこそが成長戦略の要」と明言。
- 物価上昇に負けない賃上げを推進し、経済全体の生産性向上
- NISAやiDeCoの拡充による資産形成の支援
といった「資産運用立国」の実現に向けた政策を打ち出しました。
防災庁の設置を発表—内閣府の機能強化へ
防災対策では、災害対応の司令塔として「防災監」を内閣府に設置し、組織の予算・人員の強化を図ると説明。さらに、2026年度(令和8年度)を目処に「防災庁」を設置する方針を明らかにしました。
治安対策—「闇バイト」「サイバー犯罪」対策を強化
治安対策については、「闇バイト」による犯罪やサイバー犯罪の増加に強い懸念を示し、次の取り組みを発表しました。
- 仮装身分捜査の活用による犯罪検挙の徹底
- 闇バイト求人情報の削除促進
- SNSを活用した若者向けの防犯啓発
- 防犯カメラの整備支援
「世界一安全な日本を目指す」と述べ、国民の安全確保を最優先に取り組む姿勢を強調しました。
■ 外交・安全保障—日米同盟の強化と自衛官の待遇改善
外交・安全保障に関しては、中国・ロシアの軍事活動や北朝鮮の核開発を念頭に置き、「バランス・オブ・パワー(勢力均衡)」の維持を最優先課題と位置づけました。
- 日米同盟のさらなる強化
- 同志国との連携拡大
- 自衛官の待遇改善(手当増額・定年後の支援強化)
特に、自衛官の人材不足を深刻な問題として捉え、待遇改善策として30を超える手当の新設・引き上げを行う考えを示しました。
■ 政治改革—資金の透明化と規律強化を議論
政治改革については、政党助成金や政治資金の透明性の確保を議論の中心に据え、
- 国費による助成、企業団体からの資金、個人の寄付のバランスを見直す
- 政治資金の透明化と規律の厳格化を法制度で担保
与野党の枠を超えた議論を進める方針を示しました。
■ 憲法改正—国民との対話を強調
憲法改正については、「国のかたちを定める憲法について、国民の皆様に案を示すのは国会議員の責務」と述べ、国民の意識や国際情勢の変化に即した議論を進める考えを示しました。
ネット上の反応
この投稿に対し、ネットユーザーからは以下のような意見が寄せられています。
- 「楽しいかぁ…増税ばかりで減税はしない、賃上げは企業に丸投げ、外国人犯罪の放置と問題ばかりだけど…目指すのは良いだろう、しかしそれはいつ実現できるんだい?」
- 「中身がすっからかんやな、社会保険税が爆上がりで何で楽しくなるんだよ」
- 「言っていることがアホすぎる」
- 「税金取られすぎて金がなくて楽しくないです」
「楽しい日本」に向けた改革の行方
石破総理が掲げた「楽しい日本」というビジョンは、個人の自己実現を軸に地方創生や経済成長を促す野心的な取り組みです。しかし、
- 地方創生の実現性
- 防災庁設置などの政策実行力
- 自衛官不足や治安対策の効果
など、具体的な成果が求められています。
今後の政府の対応に注目が集まる中、国民の期待に応えられるかが、石破政権の評価を左右する鍵となりそうです。
(文=Share News Japan編集部)
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