1月5日に放送が始まったNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜午後8時)。その初回放送の演出が、SNSを中心に大きな話題を呼んでいます。
裸の女性を描写した衝撃シーン
問題となったのは、殺害された女性が裸で地べたに放置されているシーン。引きの映像から急に女性の背中をどアップで映す演出があり、これを観た視聴者から驚きや戸惑いの声が上がりました。
X(旧ツイッター)には、「びっくりした!大河で裸…」「子供も観ている時間帯にこういう描写は大丈夫なの?」「後ろ姿とはいえショッキング。必要だったのか?」「初回からハードなテーマ。覚悟して観るべき大河かも」といった多様な反応が寄せられています。
一方で、擁護の声もあります。「当時の現実を直視させるための表現ではないか」「吉原という悲惨な歴史を描くには避けられない演出」「大河ドラマだからこそ、史実やテーマの重みをしっかり伝えてほしい」といった意見もあり、賛否両論が繰り広げられています。
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制作側の意図と第1話の内容
主演の横浜流星さんが演じるのは、1700年代に“江戸のメディア王”として名を馳せた蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)。彼が花魁や吉原の女郎たちと接する中で、人間の哀歓や江戸の裏社会を深く描いていく作品です。
第1話のタイトル「ありがた山の寒がらす」では、明和の大火の後、蔦重が出会った吉原の場末での酷い惨状や、女郎たちの過酷な境遇が描かれました。制作陣は、当時の社会の過酷さや理不尽さをリアルに表現することで、蔦重の人生を通じて「現代にも通じる人間の葛藤」を浮き彫りにする狙いがあるとしています。
語りを務める綾瀬はるかさんの柔らかい声色が、重い内容の中に少しの救いを感じさせる効果をもたらしているとも言われています。
物議を呼ぶ表現と公共放送の使命
今回の描写は、江戸時代の社会問題を直視し、歴史の厳しい現実を伝える試みとも捉えられます。特に、蔦屋重三郎が直面した「人の生と死、尊厳を奪われた悲劇」をリアルに描くことで、視聴者に「歴史を知るきっかけ」を提供する意図があったのではないでしょうか。
ただし、視聴者層が幅広いNHK大河ドラマにおいて、家族で視聴する人も多い中でのショッキングな演出は、「表現と配慮のバランス」が問われる難しい課題です。物語のメッセージ性を保ちながら、万人が受け入れやすい形に落とし込む工夫が今後求められるでしょう。
本作は、悲惨な歴史描写だけでなく、そこに生きる人々の逞しさや希望も描かれることが予想されます。主人公の蔦重がどのように江戸の裏社会を生き抜き、メディア王としてのし上がっていくのか。その人間ドラマに期待が寄せられます。
第2話以降、どのように物語が展開し、今回のような描写が視聴者にどう受け止められていくのか注目が集まります。
(文=Share News Japan編集部)
ネット上のコメント
・こんなに綺麗な身体なら捨てられないと思う。
・べらぼうまだ見てないけど、av女優が女優の尻隠すために使われてるの残酷で
・肉付きいいのでメッセージの精度が下がってる気がする
・全員うつ伏せ、自力で歩いたかのような足裏の土、餓えや病気で死んだはずの人が全員健康体。違和感の塊。時代考証ちゃんとやったのか?表面上でしか理解してない、大河で裸体を出すという結果ありきでの演出にしか見えない。今までのTVと一緒。呆れる。
・テレビ完全に終わったな
・国民の支払った受信料の使いみちがこれかよ
・見ないから逆に何かやらないとな… マンネリだしな
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