6日未明、茨城県鹿島港の沖合で漁船「第八大浜丸」が転覆し、日本人乗組員2人が死亡、3人が行方不明となっています。
船員の証言によると、「巻き網漁の網を上げる際に魚がとれすぎて船が傾いた」とされ、海上保安庁が事故原因を詳しく調査中です。
■事故の概要
事故が発生したのは6日午前2時すぎ、鹿島港から東約30キロの沖合。北茨城市の大津漁協に所属する漁船「第八大浜丸」が巻き網漁中に転覆しました。船には日本人15人、インドネシア人5人の計20人が乗船しており、17人が救助されましたが、50代と60代の日本人男性2人が搬送先の病院で死亡しました。また、40代、60代、70代の日本人男性3人が行方不明のままです。
■当時の状況
事故発生当時、現場の天気は晴れで波の高さは0.5メートル、西の風2メートルと海は穏やかだったと報告されています。事故を目撃した他の漁船からの通報で海上保安庁が捜索活動を開始しましたが、転覆した漁船はすでに沈没したとみられています。
救助された船員によれば、「巻き網漁の網を揚げている際、魚が大量にとれたために船が傾いた」とのことです。漁船は通常、網を引き揚げる際に魚の重量が均等にかかるよう注意が必要ですが、今回はその負荷が想定を超えてしまった可能性が指摘されています。
▼関連動画
今回の事故を受け、漁船の安全対策や運航管理の見直しが必要とされています。漁船の設計や耐荷重に問題がなかったのか、網の引き揚げ時の操作が適切だったのかなど、事故原因を究明し、再発防止策を講じる必要があります。
海上保安庁は引き続き巡視船やヘリコプターを使い行方不明者の捜索を続けるとともに、乗組員からの聞き取り調査を進めています。
転覆事故は海で働く人々にとって身近なリスクでありながら、今回のような大惨事は多くの課題を浮き彫りにしました。犠牲者への哀悼の意を表するとともに、行方不明者の一刻も早い救助を願います。また、漁業従事者が安全に働ける環境の整備が求められます。
(文=Share News Japan編集部)
ネット上のコメント
・たくさん取れるのは良いけど、そんな事あるんだ…冬の海は冷たい…ご冥福と不明者見つかると良いですね(*_*)
・積載量超過って事?船長さん…
・ご冥福とご無事をお祈りいたします🙏
・豊漁は嬉しいけど、転覆は、、、ご冥福をお祈りします
・巻き網漁にそんなリスクがあったなんて!
・本来なら嬉しい話だったりするのかな?行方不明の方が少しでも早く見つかりますように
・魚が捕れすぎてって一瞬嬉しいニュースかと思いきや悲しすぎる...
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