NHK・紅白歌合戦、視聴率32.7%で過去2番目の低水準

昨年の大みそかに放送された「第75回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時~11時45分)の平均世帯視聴率が32.7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが明らかになりました。これは、前年の31.9%から0.8ポイント増加したものの、2部制になった1989年以降で過去2番目に低い数字となります。

一方で、40%を超える視聴率が紅白の“合格点”とされてきた中、第2部の40%割れは4年連続。視聴者の関心の分散や配信サービスの普及が影響しているとみられています。

下げ止まりからの回復兆し

2023年(第74回)は、紅白歌合戦の視聴率が歴代最低の記録(31.9%)となりましたが、今回の32.7%への改善は一つの回復傾向を示しています。

第1部(午後7時20分~8時55分)の視聴率は前年と同じ29.0%を記録し、大きな変化は見られませんでした。

新旧の融合とサプライズ演出

今回の紅白歌合戦では、「あなたへの歌」をテーマに、初出場から復活組まで多彩なラインアップが視聴者を魅了しました。
特に注目を集めたのは、特別企画で初出場となったB'zのサプライズ登場です。朝ドラ主題歌「イルミネーション」や名曲「LOVE PHANTOM」、「ultra soul」の熱唱が会場を盛り上げました。

さらに、Creepy NutsやME:I、THE ALFEE(41年ぶり2回目)など、新旧のアーティストが入り混じり、幅広い世代の視聴者に訴求する構成が目立ちました。

司会陣には、有吉弘行、橋本環奈、伊藤沙莉、鈴木奈穂子アナウンサーが選ばれ、バラエティ色の強い軽快な進行が好評を博しました。

成功と課題

NHKの矢島良実施本部長は、「放送100年の節目を目前に控えた最高のライブエンターテインメントだった」とコメント。視聴者一人ひとりに寄り添った構成を目指し、多彩な楽曲と演出で楽しませたと総括しています。

ただし、40%超えを果たせなかった現実や、SNS上での番組進行や演出に対する批判など、視聴者とのさらなる接点を模索する必要性が浮き彫りとなりました。

ネットの反応

ネット上では、紅白歌合戦への評価が分かれています。

●肯定的な意見
「B'zのサプライズ最高だった!」

「今年は多世代が楽しめる構成でよかった」

●批判的な意見
「演出が散漫で盛り上がりに欠けた」

「昔のような特別感が薄れている」

過去視聴率との推移

過去10年の視聴率を振り返ると、特に2020年の第71回で記録された第2部40.3%を最後に、視聴率は下落傾向にあります。配信サービスやYouTube、SNSなどの台頭により、テレビ視聴が分散化していることが一因と考えられています。

「第76回NHK紅白歌合戦」に向けて、どのような進化を遂げるのか注目が集まります。

(文=Share News Japan編集部)

ネット上のコメント

コンテンツはブレると必ず落ちます。日本の紅白歌合戦から日韓歌合戦になったら、そりゃあ昔から見てる人は、は?ってなりますし この今の日本の状況からしても韓国を出すのはあり得ません。

B'zのところだけ跳ね上がったんちゃう?

「お、視聴率あるじゃん」って思ってたら歴代と比べたら徐々に落ちてるのね。それでも30%代だしこりゃ今年末もK-POP推すんだろうなぁ。

今回久しぶりに見たけど、B'z、ALFEE、玉置さんなど本物の歌手だけでやってほしいと思った。

韓国大好きのマスゴミさんは韓国での視聴率を調べて報道してよ。

それでも30%以上あることに驚きます テレビなどみないで家族で有意義な年末を過ごした方がいいと思うが。

逆に32%もあったのに驚く...歌手別視聴率がどうなってるかは明らかだが...


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