ミュージシャンのGACKTさん(51)が20日までにX(旧ツイッター)を更新し、改正された大麻取締法に触れながら、日本の文化やルール、外交に対する自身の考えを述べました。その中で「鎖国賛成派」との意見を表明し、注目を集めています。
「ダメなものはダメ」で明確化される日本のルール
GACKTさんは、12月12日に施行された大麻取締法改正について、「アメリカとは異なる方向に進む日本」としつつ、「今回の法律強化は『ダメなものはダメ』とさらに日本のルールが明確化されただけ」と述べました。さらに、文化や価値観が国によって異なることを強調し、「日本では『器を持って食事をする』という礼儀が、海外では『非常識』とみなされるケースがあるように、ルールや常識が違うのは当然」と例を挙げました。
「鎖国賛成派」としての私見
GACKTさんは、現代日本が抱える国際的な課題について、「日本人は世界の常識を知らず、外国人も日本の常識を理解していないことが多い」と指摘。このギャップが原因で混乱や問題が生じるとして、両者の間に立つ明確なガイドラインを整備する重要性を提案しました。
その一方で、「いっそのこと、鎖国して自国だけで成り立つ道を模索するのも一つの手かもしれない」と、あえて極端な選択肢を示しながら、「もっとも、今の時代、それは不可能に近い」との現実的な見解も示しました。そして、「ちなみに、ボクは鎖国賛成派」と述べ、読者に「オマエはどうだ?」と問いかけています。
ネットの反応
GACKTさんの発言に対して、ネット上では賛否両論が巻き起こっています。
「確かに、日本と海外では常識が全然違う。ガイドラインを作るのは賛成」という意見がある一方で、「鎖国は現実的じゃない。国際的な交流をもっと深めるべき」との反論も見られました。
また、「GACKTらしいユーモア混じりの発言だと思うが、鎖国賛成という部分だけが独り歩きしそう」と懸念を示す声や、「大麻取締法をきっかけにここまで話を広げるのはさすが」と彼の独自の視点を評価する意見も寄せられています。
さらに、「日本のルールを守るのは当然だけど、外国の常識も柔軟に受け入れる必要がある」と、国際的視点からの冷静な指摘も見られました。
GACKTさんの「鎖国賛成派」という発言は一見挑発的に映りますが、根底には国際社会における文化やルールの多様性に対する深い洞察が伺えます。グローバル化が進む現代において、他国の文化や価値観を理解しながらも、自国の伝統やルールを守るバランスは非常に難しい課題です。
彼が強調した「ガイドラインの整備」は、まさに国際社会で生きる上での喫緊の課題と言えるでしょう。特に日本は、観光客増加や移民政策の課題など、文化的摩擦を避けられない状況にあります。一方で、「鎖国」という言葉が示すように、グローバル化の進展に疲弊し、自国優先の姿勢を求める人々の心情もまた無視できないのが現実です。
GACKTさんの発言は、単なる炎上目的ではなく、グローバル化と日本の独自性という二律背反のテーマについて考えるきっかけを提供したと言えます。彼の問いかけ「オマエはどうだ?」は、私たち自身の姿勢を問うものでもあるのではないでしょうか。
(文=Share News Japan編集部)
ネット上のコメント
・でも…日本に住んで無いんだろ😮💨
・世界でも最も鎖国できる国はアメリカ 次が日本か。日本はエネルギーが課題。
・日本と外国の人の往来はもっと少なくていいと思います。
・鎖国ではなく高級志向で行くべき。
・敵はもう大量に入り込んでいる
・物資の貿易はするけど人的交流は最小限
・いいと思う
\\SNSで記事をシェア//
Xでシェアニュースを
Follow sharenewsjapan1