9日に77歳で亡くなったキャスター小倉智昭さんの葬儀が16日、所属事務所から公式に報告されました。
長年司会を務めたフジテレビの情報番組「とくダネ!」で共演した大村正樹アナウンサーが、小倉さんの最期の言葉として「標準治療を受けていれば人生が変わったかもしれない」というメッセージを伝え、多くの反響が寄せられています。
がん闘病と「標準治療」の選択
小倉智昭さんは2016年に膀胱がんを公表。当初、膀胱を温存するために免疫療法や民間療法に多額の費用を投じましたが、結果的に治療が遅れ、2018年に膀胱全摘手術を受けることに。
その後も肺や腎臓、腰椎、髄膜への転移が見つかり、12月4日には医師から「治療の手だてがない」と告げられ、愛する自宅で最期を迎えました。
大村正樹アナウンサーは16日に出演した関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」で、小倉さんから託された言葉を涙ながらに語りました。
「標準治療を受けていたら、人生が変わったかもしれない」
「標準治療」と向き合う大切さ
小倉さんの最期のメッセージは、がん治療を考える多くの人にとって重い意味を持っています。SNSやネット上では、次のような声が寄せられています。
共感や教訓の声
「小倉さんの言葉が重い…。がんの治療法は迷うけど、標準治療の重要性を再認識した」
「民間療法にすがる気持ちはわかる。でも標準治療は科学的根拠があるものだから、選ぶ勇気も必要」
「自分や家族ががんになったとき、正しい選択ができるようにしないと」
医療の現状への指摘
「治療費が高額な民間療法に頼ってしまう現状がある。医療情報の正確な提供が大事だと思う」
「標準治療が最善の選択だと理解していても、悩んでしまう気持ちはよくわかる」
小倉さんへの感謝と追悼
「小倉さんは最後まで人のためにメッセージを残してくれた。勇気ある言葉に感謝」
「とくダネ!での姿が忘れられない。たくさんの笑顔をありがとう」
迷いと希望の中での闘病
がん治療において、標準治療は科学的根拠に基づく「最適な治療法」とされています。
しかし、患者やその家族は治療効果への希望や不安から、時には標準治療を避け、民間療法を選択してしまうことも少なくありません。
小倉さんの言葉は、がんに直面した際の判断の難しさとともに、「標準治療」に向き合うことの大切さを改めて考えさせます。
同時に、医療情報の正しい理解と、患者が安心して治療を選択できる環境づくりの重要性も浮き彫りになったと言えるでしょう。
最期のメッセージが残すもの
小倉智昭さんが伝えた「標準治療を受けていたら人生が変わったかもしれない」という言葉は、がんと闘う多くの人々に向けた大切なメッセージです。
その重みは、医療選択の迷いや希望に悩む人々の心に深く響き、多くの議論を呼んでいます。
小倉さんの最期まで人を思いやる姿勢と、その言葉に改めて感謝と追悼の意を表したいと思います。
(文=Share News Japan編集部)
ネット上のコメント
・芸能人って民間療法好きだよな…
・金持ちほど癌のこういうのに騙されるんだな
・お金ある人ほど民間療法選ぶ傾向があるんかな
・金を持ってるってのも良し悪しだな
・金持ちほど素人の話信じちゃうのなんなんだろ
・祈れば奇跡の力で治ります
・この話重い。だから民間療法を信じちゃだめ。
\\SNSで記事をシェア//
Xでシェアニュースを
Follow sharenewsjapan1