奈良県が韓国・忠清南道と共同で計画しているK-POP主体の音楽交流イベントについて、山下まこと知事がネット上で寄せられた批判や疑問に対し、財源や鹿への影響、参加者の声などを詳しく説明しました。
しかし、この説明を受けても批判の声はやまず、「説明が足りない」「税金の使い道が不適切」との意見が再び噴出しています。
奈良県と韓国・忠清南道が計画しているK-POPを主体とした音楽交流イベントに対して引き続き賛否両論のご意見をいただいております。ありがとうございます。…
— 山下まこと (@yamashitamakoto) December 14, 2024
知事の説明の要点
山下知事はXで以下のように説明しました。
●鹿への影響
コンサートは夕方から始まり、鹿は夜になると山へ帰るため、影響はない。
●日本人アーティストの扱い
イベントにはK-POPを学ぶ日本の若者も出演予定。また、奈良県では日本人主体の「ムジークフェストなら」を毎年開催しており、特定の文化を優遇しているわけではない。
●財源
税金ではなく、過去のシルクロード博覧会の収益金を積み立てた基金を使用するため、一般財源への負担はない。
●表現の訂正
「お金のない日本の若者」という表現については、誤解を与えたことを謝罪し、「財布の中身を気にせず楽しめるイベント」との意図だったと訂正。
「納得できない」の声が多数
しかし、これらの説明にもかかわらず、SNSではさらなる批判が巻き起こっています。
財源への不信感
「税金ではないと言っているが、その基金自体が県民の税金で作られたものでは?」
「国際交流の名目とはいえ、K-POPに1〜2億円使うのはやりすぎ。奈良県らしい施策に使うべき」
「基金に用途制限があるなら、そもそもそのような制限を見直すべきでは?」
鹿への懸念
「鹿は音がする場所に近づかないと言うけど、イベント規模によっては想定外の影響が出る可能性もある」
「奈良公園をコンサート会場にする時点で鹿の生態への影響は無視できない」
K-POP主体の企画への反発
「なぜ韓国主体のイベントを奈良でやるのか。日本文化をもっと発信すべき」
「国際交流なら、なぜ他の国とのバランスを取らないのか」
「日本人主体のイベントが別にあると言っても、それを理由にK-POPを正当化するのは筋違い」
知事への批判
「説明と言いつつ、具体的な参加人数や期待される経済効果の話がない」
「知事の言葉が上辺だけ。県民の不安や疑問を本当に理解しているのか?」
「批判を誤解扱いするのはおかしい。県民感情をもっと汲み取るべき」
説明不足がさらなる批判を招く結果に
山下知事の説明は、一定の誤解を解消する意図が見られましたが、詳細な根拠や実行計画が欠けているため、批判の鎮静化には至っていないようです。
特に、財源の使い道や具体的なイベント内容についての説明不足が、「納得できない」との声を再燃させた要因と考えられます。
さらに、K-POPという特定のジャンルに対する反発は、国際交流の意義を伝えきれていないことに起因している可能性があります。
多くの批判が「奈良らしさ」「県民文化」といった感情に根ざしている以上、そうした点への理解を深める施策が必要です。
山下知事による説明は、ネット上の批判を受けて誤解を解消する努力が見られましたが、新たな疑問や反発を招く結果となりました。
特に、財源の扱いやイベントの意義に対する県民の不信感は根深く、納得を得るにはさらなる説明や対応が求められます。
今後、この議論が奈良県の文化施策全体を見直すきっかけになる可能性もあり、注視が必要です。
(文=Share News Japan編集部)
ネット上のコメント
・やらなくていい
・県民にアンケートとれ!それで済む話だ。高校生のリアルな声?いくらでもでっちあげられる。
・県民は大多数望んでいません。
・97%が反対しているのに「賛否両論」ですか❓🤔その表現も印象操作入ってませんか❓🤔
・ではリアルな声を1万人分きっちり集めて下さい。文章では3人ほどなので少ないですよ。
・X民の97%が今のところ反対のようです
・行きたーい、めっちゃ楽しみ。SNSではほぼ皆無なのだが。。
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