13日の参院予算委員会で、現行の夫婦同姓制度について「日本古来の伝統」かどうかが問われ、法務省の竹内努民事局長が「夫婦同姓制度は明治時代に導入された」と答弁しました。
この発言を受け、共同通信が「夫婦同姓は『明治以降』」との見出しで記事を配信しましたが、この記事に対して「150年続けば立派な伝統だ」などの批判が相次ぎ、議論が白熱しています。
夫婦同姓は「明治民法から」
法務省の竹内局長は、夫婦同姓制度の歴史について、「江戸時代には一般庶民には氏の使用が認められておらず、夫婦同姓制度が正式に導入されたのは明治31(1898)年の民法制定後」と説明しました。
さらに、明治時代に入って平民にも氏の使用が認められるようになった歴史的背景を踏まえ、夫婦同姓制度は「伝統」ではなく「明治以降の新たな制度」であると述べています。
共同通信の記事に寄せられる批判と擁護
法務省の答弁を報じた共同通信の記事に対しても、ネット上では賛否両論が巻き起こっています。
法務省、夫婦同姓は「明治以降」 - 日本伝統か問われhttps://t.co/SG2AmUyVwe
— 共同通信公式 (@kyodo_official) December 13, 2024
批判的な声
「150年続いているのなら、もう立派な伝統ではないか」
「何をもって伝統とするかの定義が曖昧だ」
「共同通信の記事は夫婦同姓を否定するような印象を与える」
特に、保守層からは「150年も続けば十分に伝統の範疇」「法的に確立した制度をあえて変える必要はない」との意見が多く寄せられています。
賛成派の声
一方で、記事に賛同する声も少なくありません。
「伝統という言葉を理由に選択肢を奪うのはおかしい」
「夫婦同姓が近代的な制度であるという事実を周知するのは重要だ」
「江戸時代以前に制度自体が存在しなかったのだから、伝統と呼べない」
賛成派からは、夫婦同姓を「伝統」として選択的夫婦別姓の導入を否定する議論自体に疑問を呈する意見が目立ちます。
今後の展開
今回の法務省答弁を受け、選択的夫婦別姓の導入に向けた議論が再燃する可能性があります。
一方で、「伝統」という言葉の捉え方が議論の障壁となる場面も予想されます。
今後、夫婦同姓・別姓をめぐる議論がどのように進むのか、多くの国民が注視しています。
(文=Share News Japan編集部)
ネット上のコメント
・150年続けば立派な伝統でしょーよww
・それなら戸籍が無い時代や、明治以前に行われてた事実婚で充分ですね
・だからなに??誰も古から続く伝統とは言っていないが何でやめなきゃならんのか意味不明。
・桜ういろうが工作員みたいなのをやっていた共同通信じゃありませんか。
・例え、明治時代からだったとしても150年続いている伝統と言えるのじゃないの?
・だって、明治以前は近代法が無いんだし、公式には人口の9割を占めた百姓・町人には苗字が無いんだもの。
・法務省はアホなのか 明治以前は皆に姓があったわけではない それでも「家」を守る制度は強かったがな 家を基準とする制度は伝統
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