自民党安倍派の主要メンバーとして知られる世耕弘成衆院議員が代表を務める政治団体「紀成会」に対し、政治資金規正法違反や領収書の紛失に関する不正疑惑で刑事告発が行われました。
刑事告発を行ったのは、神戸学院大学の上脇博之教授です。この問題について、アジアプレス・インターナショナルが報じ、世耕氏への批判が一層強まっています。
領収書の紛失と「不明」記載の矛盾
上脇教授が提出した告発状によると、紀成会は2023年に贈答品代として少なくとも25万2000円を支出していたにもかかわらず、政治資金収支報告書では金額や支出先を「不明」と記載。
さらに、本来提出が義務付けられている領収書が「紛失した」として提出されていません。
注目すべき点は、世耕議員が今年2月に2022年分までの収支報告書を訂正し、「領収書は全て残っている」と公表していたにもかかわらず、5月に提出した2023年分の報告書では「紛失」と主張している点です。
上脇教授は、「領収書の廃棄によって証拠を隠蔽し、規正法違反を犯した」と厳しく批判しています。
また、「紀成会」は過去の報告書で村上開新堂からの贈答品購入について記載しており、2023年分も同様の支出があったと推定されています。
しかし、2023年の報告書には「不明」と記載され、支出の透明性が疑問視されています。
公選法違反の可能性も浮上
さらに、アジアプレス・インターナショナルや「しんぶん赤旗日曜版」の報道によれば、世耕議員が村上開新堂のクッキー缶を和歌山県内の有権者に贈与した可能性が指摘されています。
世耕事務所はこれを「個人としての贈答」と主張し、政治団体の関与を否定していますが、選挙区内での贈与行為が公職選挙法違反に該当する可能性も取り沙汰されています。
世耕議員の対応とさらなる疑念
世耕議員は裏金疑惑が発覚した際、自民党から離党勧告を受け離党しましたが、その後も政治資金パーティーを開催していることが報じられています。
また、収支報告書には「不明分が判明した場合は訂正を行う」と記載していますが、現在までに訂正は行われていません。
上脇教授は「この不自然な対応が悪質性を示している」と指摘しています。
「説明責任」と「政治不信」
この問題について、ネット上では世耕議員への批判が殺到しています。
批判派
「領収書が紛失するなんてあり得ない。明らかな隠蔽だ」
「透明性が求められる政治資金の使い道を曖昧にするのは悪質」
「自民党の裏金体質が変わらないことを示している」
擁護派の少数意見
「領収書の紛失は事務ミスの可能性もある」
「証拠がない段階で断定するのは早計では?」
透明性を取り戻すには?
今回の事件は、政治資金の扱いに対する国民の不信感を再燃させました。
特に、領収書の管理や報告書の不備が繰り返される状況は、規正法の制度自体が抜け穴を許していることを浮き彫りにしています。
透明性を確保するため、より厳格な管理体制や罰則強化が必要でしょう。
また、公職選挙法違反の可能性についても、さらなる調査が求められます。世耕議員には、自身の行動を明確に説明し、国民への説明責任を果たすことが期待されています。
今後の捜査の進展により、この問題がどのように決着するのか注目されます。
(文=Share News Japan編集部)
ネット上のコメント
・世耕が逮捕されて辞職したら、二階息子が繰り上げになるのでは?
・徹底的にやるべし。
・はいおしまい〜\( ˆoˆ )/
・世耕さん、引退だね
・普通の会社なら追徴課税なんよ
・2階のセガレの対抗馬の役目終わったんでもういらないでしょう。
・二階Jrを倒したら君の役目は終わったのだよ
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