世良公則さん、選択的夫婦別姓の推進に疑問「他の目的でもあるのか 力の入れ方が尋常ではない」

歌手の世良公則さん(68)が12日、自身のX(旧Twitter)を更新し、選択的夫婦別姓の導入を推進する与野党の動きについて疑問を投げかけました。

発言には、「感情ではなく仕事上の不便が議論の出発点ではなかったのか」という問題提起や、安全保障上の優先順位との対比が含まれ、ネット上で議論を呼んでいます。

感情論と実務的課題を分けて議論すべき

世良さんは、石破茂首相が5日の衆議院予算委員会で「前の姓を変えなければならないことで、つらく悲しい思いをしている人が大勢いる」という発言を引用し、「人口比でどれくらいなのか。周りに訊いてもそんな人はいなかった」と疑問を提示しました。

さらに、「旧姓使用は既に進んでおり、仕事上の不便を感じていない人が多い」と指摘。その背景には、高市早苗氏が総務大臣時代に旧姓使用に関する実務的な改善が進んだことがあると述べ、「これは『つらい』『悲しい』といった感情の問題ではなく、仕事上の不便さを解消するために議論されてきたのではないか」と述べました。

安全保障より優先される現状に違和感

また、世良さんは「欧米や隣国の情勢が劇的に変化する中で、安全保障上の問題より優先して『選択的夫婦別姓』が推進されている」と指摘し、「他の目的があるのではないかと思えるほど力が入っている」と、現状への違和感を表明しました。

議論の方向性に賛否両論

世良さんの投稿には、SNS上で多くの意見が寄せられています。

賛成派の意見

「選択的夫婦別姓は、感情よりも実務的な課題を議論するべきというのは正論」

「旧姓使用が進んでいる中、改めて制度を導入する必要性に疑問がある」

「安全保障を無視して他の議論を優先するのは違和感がある」

反対派の意見

「旧姓使用と法的な姓の選択権は別問題。選択肢を増やすべき」

「つらいと感じる人が少数でも、その声を無視していい理由にはならない」

「安全保障の話と夫婦別姓を結びつけるのは議論を逸らしている」

多角的な視点での議論が必要

世良公則さんの主張は、「感情的な問題」と「実務的な不便さ」という観点の混同に警鐘を鳴らすものでした。一方で、旧姓使用と選択的夫婦別姓の法的整備は、性別平等や社会の多様性の観点からも議論されるべき重要なテーマです。

また、選択的夫婦別姓の議論と安全保障を同列で語ることについては、両者が社会に与える影響のスケールが異なるため、慎重に分けて考える必要があるでしょう。

現状における法的な課題や、選択肢が増えることで得られる社会的な効果についても、より深い議論が求められます。これをきっかけに、多様な価値観を受け入れる社会に向けた前向きな議論が進むことが期待されます。

(文=Share News Japan編集部)

ネット上のコメント

他の課題を山程残して選択性夫婦別姓は有り得ない

ほんと尋常でない。

エマニュエルがまだ日本にいるからねー😨

世良さんのおっしゃるとおり

普通の日本人ならその『違和感』を感じている。

言われれば本当に

世良さん鋭いです👍


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