藤堂 (@heizo12)さんがXに投稿した学生時代のアルバイト経験が、多くの反響を呼んでいます。
この投稿では、住宅リフォーム会社でのわずか2カ月間の勤務を通じて目の当たりにした、厳しい職場環境や大人たちの現実が綴られています。
藤堂さんは「将来はコンピュータ関係の仕事を目指していたため、学生のうちに一度きりの経験を」とさまざまな業種でバイトを経験。
その中でも特に印象的だったのが、テレビCMも放送していたリフォーム会社での仕事だったそうです。
例の踏切殺人のニュース見て昔のバイトを思い出した。
学生の頃、将来はコンピュータ関係の仕事をしようと思っていたので今後絶対にしないであろう仕事を経験しようと選んでバイトしてた。
パン屋、魚河岸、甘味処、工場、出版社、警備会社と多岐に渡ったんだけどその中にあるリフォーム会社があった。— 藤堂 (@heizo12) December 10, 2024
職場で見た「厳しい現実」
藤堂さんは採用後、いかついチーム長と共に現場へ出向き、アポイント取りを任されることに。厳しい言葉で顧客対応を指導される一方で、現場では以下のような光景が広がっていました。
・社員間の厳しい上下関係
60代の社員が30代のチーム長に厳しく詰められる場面や、自分の子供くらいの年齢の上司に謝罪する姿に「大人怖いな」と感じたとのこと。
・日当をその場で受け取る社員たち
仕事が終わると「その日のうちに現金で半額日当を受け取る」社員が多数。「生活のためにその日のお金が必要な人もいる」と説明され、大人たちの厳しい現状を目の当たりにしたそうです。
・負のオーラに包まれた職場
「他の会社をクビになったり、生活に困窮している人が多い」と感じた藤堂さん。40代の社員から「こんな所にいちゃいけないよ」と言われたことが心に残ったといいます。
成功と辞意:目も眩むような「大金」
そんな中でも、藤堂さんは短期間でアポイントを成約させることに成功。
支店長から表彰され、金一封として50万円弱を受け取りました。しかし、「卒業後は幹部候補生として採用する」と声をかけられる中、「辞めます」と翌日電話。
過酷な職場環境を経験したことで、「社会に出てからの多少の圧力はマシに感じられる」と振り返っています。
共感と議論が飛び交う
この投稿に対し、多くのユーザーがコメントを寄せています。
共感の声
「社会の底辺に触れると、違う世界が見えるよね」
「こういう経験を学生のうちにしたのは大きい。投稿者はしっかり未来を掴んでる」
「似たような業界で働いてたけど、まさにこの雰囲気。今思い出してもつらい」
批判や問題提起
「リフォーム業界、特に訪問営業系はブラックな部分が多すぎる」
「短期のバイトでもこれだけのパワハラ・モラハラがあるのは驚き。業界全体での改善が必要」
「日当で現金が必要な人たちの話が刺さる。セーフティネットの大切さを感じる」
ポジティブな受け止め方
「50万円を稼いだだけでもすごいし、すぐ辞めた判断も賢い!」
「こういう経験は、後々の人生で確実に役立つ。投稿者は学びの多い学生時代を送ったね」
「厳しい環境で働く人たちにも敬意を忘れない姿勢が素晴らしい」
アルバイトが教える「現実」
この投稿が広く共感を呼ぶのは、多くの人が「仕事の厳しさ」や「社会のリアル」を垣間見た瞬間を思い出すからでしょう。
特に学生時代にブラックな職場を経験することで、社会の仕組みや働く人々の苦労を肌で感じる機会を得られることは、人生において貴重な学びとなります。
一方で、こうした業界特有の過酷な環境が存在し続けることは、構造的な問題でもあります。
労働者が追い詰められる環境を改善し、人が人らしく働ける社会に向けた議論も必要です。
藤堂さんの経験は、ただのブラックバイトの話ではなく、「社会の縮図」とも言える職場でのリアルを描き出しています。
この経験を通じて得た教訓を次世代に共有し、働く環境の改善に向けて声を上げていくことが、より良い社会を築く第一歩になるでしょう。
(文=Share News Japan編集部)
ネット上のコメント
・そういう会社がああいう踏み切り事件になって行くかも、と思って読んでました。
・ちゃんと金一封貰えててよかった
・この投稿に登場する業者、実質闇バイトやな。
・文字数の制限もあるのでしょうが、この前振りのところで切られると、次が読みたくなってしまいます。文章構成が上手ですね。
・新卒1社目この手の会社で研修期間中に辞めて正解だった
・あるよね。こういうとこ…
・昔同じようなリフォーム会社にいた時は人事担当だったので現場の辛さを知っていたから絶対現場には行かないと決めていた
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