プロボクシングで50戦無敗を誇る元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー氏(47)が、10日にロンドンで反イスラエル主義者の暴徒に襲撃されました。
英国メディア「サン紙」などによると、メイウェザー氏は高級住宅街ハットンガーデンの宝石店を訪れていた際、群衆に囲まれ口論に発展。
人種差別的な罵声や暴力を受けたと報じられています。
Floyd Mayweather was reportedly attacked over his support for Israel while shopping in London pic.twitter.com/v7pMC1GjaD
— Happy Punch (@HappyPunch) December 10, 2024
イスラエル支持発言が火種に
目撃者によると、メイウェザー氏は暴徒に「ユダヤ人を支援できることを誇りに思う」と答えたことで状況が悪化。
群衆の一部から「大量虐殺を支持している」と非難され、数回殴られたとされています。ただし、ボディーガードに引き離されるまで反撃することはなかったとのことです。
混乱は約2分で収束しましたが、メイウェザー氏を守ろうとした警備員が暴徒に殴られる場面もあったと報じられています。
背景にイスラエル・パレスチナ問題
メイウェザー氏は今月8日にイスラエルの孤児たちにプレゼントを贈るプロジェクトを立ち上げたばかりで、ネタニヤフ首相とも会食。「ハマスのテロリストに対してイスラエルを支持する」とSNSに投稿していました。
しかし、イスラエル軍によるガザ地区への攻撃が続く中でのこれらの行動や発言は、一部で反発を招いています。
英国内では今年だけでも約2000件のヘイトクライムが確認されており、その半数以上がロンドンで発生していることから、緊張が高まる中での事件といえます。
賛否両論が沸騰
メイウェザー氏を支持する意見
「意見を述べたことで暴力を受けるのは許されない。彼の勇気に敬意を表したい」
「どんな立場でも暴力は絶対にダメ。メイウェザーはよく耐えた」
「子どもたちを支援する活動を政治問題に結びつけるのは不毛」
批判的な意見
「彼の言動は、現地の状況を無視している。反感を買っても仕方がない」
「ガザの現実をもっと理解すべき。一方的な支持表明は火に油を注ぐだけ」
「著名人として影響力を持つ以上、発言の責任をもっと考えるべきだった」
意見の自由と責任の狭間で
今回の事件は、イスラエル・パレスチナ問題がいかにセンシティブで国際的な影響を持つかを改めて浮き彫りにしました。
メイウェザー氏が示した支援活動や意見は個人的な信念に基づくものであり、それ自体を否定することはできません。しかし、発言のタイミングや内容が地域の緊張を考慮しないものであった点は議論の余地があります。
また、暴力に訴える行為は決して正当化されるものではありません。意見が対立しても対話で解決を目指すべきであり、今回のような事件はその重要性を再認識させます。
メイウェザー氏の発言とその影響は、単なるスポーツ選手の言動を超え、国際的な問題を考えるきっかけとなりました。
意見の自由と責任、そして対話の必要性を訴える一件として記憶されるべきでしょう。
国際社会全体で、暴力ではなく平和的な議論を進める方法を模索する努力が求められています。
(文=Share News Japan編集部)
ネット上のコメント
・流石のメイでも避けれんか
・殴り返さなかったのは元プロボクサーとして素晴らしいことです 私ならやり返している
・武器持ってるかもしれないし
・10人くらいなら素手で余裕だろw
・えーー!ひどいな。
・華麗にかわす事も出来なかったか、
・そいつとのエキシ第2部でやろか
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