女優・杉咲花さん、LGBTQ差別反対を訴え「性的マイノリティの方々に連帯の気持ちを示したい」

杉咲花、「GQ MEN OF THE YEAR 2024」でベスト・アクター賞受賞 LGBTQ差別反対を訴え「橋渡しになりたい」

女優の杉咲花さん(27)が12月5日、都内で行われた「GQ MEN OF THE YEAR 2024」フォトコールに出席しました。同イベントは、その年に最も活躍した著名人を表彰するもので、杉咲さんはフジテレビ系「アンメット ある脳外科医の日記」やTBS系「海に眠るダイヤモンド」での熱演が評価され、「ベスト・アクター賞」に輝きました。

ステージ上で語ったのは、女優としての抱負や、LGBTQを含む多様性ある社会への強い願いでした。杉咲さんの発言は、受賞の喜びを超えて、社会的メッセージとしても注目されています。

「多様性ある物語をもっと」――女優としての責任を語る

杉咲さんはスピーチで、「どんなジェンダーやセクシャリティの方でも当たり前に存在する物語が、まだ日本には少ない」と現状を指摘しました。続けて、「そういう物語が増えていくことで、多様性を尊重する世の中を作っていくための橋渡しになりたい」と、表現者としての決意を示しました。

特に映画「52ヘルツのクジラたち」については、トランスジェンダー監修を務めた若林佑真氏の存在に言及。「佑真さんの存在は、この物語を成立させる上で必要不可欠だった」と称賛し、制作現場での取り組みが作品に与えた意義を強調しました。

LGBTQ差別反対を明言 連帯を示すメッセージ

杉咲さんは、LGBTQに対する差別に反対する姿勢も明確にしました。「性的マイノリティの方々に連帯の気持ちを示したい」と語り、多様性を受け入れる社会の実現に貢献する意志を表明しました。

彼女のこうした発言は、単なるポリティカルコレクトネスではなく、自身の演技や作品選びを通じて多様性を描き続けてきたキャリアに裏打ちされたものです。ファンや業界内外からも、彼女の真摯な姿勢に賛同する声が上がっています。

「対岸の火事ではない」――グローバルな視点で考える女優業

さらに、杉咲さんは作品と向き合う上で大切にしている考えとして、「世界のどこかで起きている戦争や虐殺も対岸の火事ではない」と発言。こうした社会問題にも意識を向けながら、「自分がどう行動すべきか考えながら仕事をしていきたい」と語りました。

この言葉には、物語を通じて他者の視点を理解し、世界を変える一助となりたいという彼女の強い信念が込められています。

杉咲花が示す「女優としての社会的役割」

杉咲花さんのスピーチは、単なる受賞者コメントにとどまらず、女優としての責任感と社会的な問題意識を反映したものとして際立っています。LGBTQへの連帯や戦争といった大きなテーマに触れる彼女の姿勢は、エンターテインメントが持つ可能性を広げるものでしょう。

日本のエンターテインメント業界では、まだまだ多様性を扱った物語が少ないのが現状です。杉咲さんのように、声を上げる著名人がいることで、社会的な問題に光を当て、より多くの人々が関心を持つきっかけになるのではないでしょうか。

多様性を尊重する未来へ、杉咲花が描く新しい可能性

「GQ MEN OF THE YEAR 2024」での受賞スピーチを通じて、多様性を尊重する社会の必要性を訴えた杉咲花さん。その真摯な姿勢と社会的な視点は、女優という枠を超えた新たな役割を示しています。

今後も、彼女がどのような作品や発言を通じて、社会に影響を与えていくのか注目されます。杉咲さんの活動は、エンターテインメント業界のみならず、多様性を広げるきっかけとなるでしょう。

(文=Share News Japan編集部)

ネット上のコメント

日本ほど、LGBTに寛容な国はないと、思いますけど…。

女性トイレに女装男性が入ってきても騒ぐなよ!

どこに差別があるの?

お仕事に専念した方がよろしいかと…

怖っ!そしてさよなら👋

そう仰ってもLGBTQ利権法案に反対していたのは その当事者の方々です

無知とは怖いな。


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