朝倉海、UFCタイトルマッチで失神負け… 日本人初の王座ならずも「異例」の挑戦が示す希望
世界最高峰の格闘技団体「UFC310」が12月7日(同8日)に米ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催され、元RIZINバンタム級王者の朝倉海(31)がフライ級王者アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)に挑戦しました。しかし、2ラウンドでバックチョークによる失神負けを喫し、日本人初、アジア人初となる男性UFC王者の夢は次回以降に持ち越される形となりました。
異例のデビュー戦、挑戦の意味
朝倉海のUFCデビュー戦は、いきなりのタイトルマッチという異例の形で行われました。UFCでタイトルに挑戦する日本人選手は約8年ぶり、フライ級では堀口恭司以来となります。この大舞台での挑戦について、UFC代表のダナ・ホワイト氏は「誰もパントージャと戦いたがらなかった」と語り、朝倉がこの試合を受けた勇気を高く評価しました。
ただ、挑戦の結果は厳しいものでした。第1ラウンドは序盤にテイクダウンを奪われ、スタンディングでは打撃を見せるも相手の攻撃を被弾する場面が目立ちました。第2ラウンドでは、いきなりバックを取られ、最終的にバックチョークで失神負けとなりました。試合後の朝倉の姿はコメントされていないものの、その悔しさは計り知れません。
「7年半ぶりのフライ級」も課題に
朝倉海にとってフライ級での試合は実に7年半ぶりとなりました。この階級での体重調整や戦術は、バンタム級で活躍してきた彼にとって大きな挑戦だったと言えます。海外からトレーニングパートナーを呼び、万全の体制で臨んだとされる今回の試合。しかし、UFCフライ級のトップ選手との間には、まだ埋めるべき課題があることを痛感させられる結果となりました。
敗北が示す可能性と未来
朝倉海の挑戦は、結果だけを見れば厳しいものでしたが、異例のデビュー戦でタイトルマッチを実現させたこと自体が、彼のポテンシャルとUFCへの期待を示しています。多くの選手がトップ選手との戦いを避ける中で、朝倉は真っ向勝負を挑みました。この姿勢は、日本人ファイターが世界の舞台で輝く可能性を示す重要な一歩といえるでしょう。
また、朝倉の試合は、若い日本人選手にとっても大きな刺激となるはずです。日本人初のUFC男性王者という夢は今回実現しなかったものの、彼の挑戦が未来の世代に与える影響は計り知れません。敗北の中にも成長と可能性があり、再挑戦への期待が高まります。
ネットの反応:賛辞と課題の指摘
SNS上では、朝倉の挑戦に対して賛辞とともに厳しい指摘も寄せられています。
肯定的な声
「挑戦する勇気が素晴らしい。次に繋がる試合だった」
「いきなりタイトルマッチはすごすぎる。これからの活躍に期待」
「日本人がUFCで注目される試合を作ってくれただけでも感謝」
批判的な声
「フライ級の経験不足が敗因では?」
「体重管理や対策が不十分だったのでは?」
「トップ選手に挑むのは早すぎた気がする」
次なる挑戦への期待
朝倉海のUFC挑戦は、結果こそ厳しいものでしたが、彼が日本人選手として世界の舞台で戦う価値を示しました。敗北を糧に、今後どのような形で成長し再挑戦するのか、多くのファンがその動向に注目しています。
「UFCフライ級を再び偉大なものにするためにここにいる!」と語った朝倉の言葉を胸に、次なるステップでの活躍が期待されます。彼の挑戦は、これからも日本格闘技界に希望を与え続けるでしょう。
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(文=Share News Japan編集部)
ネット上のコメント
・朝倉海落とされてしまったー😱
・海・・負けちゃったけど 本当にカッコ良かったよ!お疲れ様でした😊👍ゆっくり休んで下さい🙇
・ちょっと飛び膝狙いすぎかな。パントージャ強い!
・UFC王者パントージャ氏強すぎる
・良いもん見た。ありがとう朝倉海。UFCファイター朝倉海はここから。
・頑張った!
・平良が化け物って事が再認識出来る試合だった
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