英国スーパーの「イタリア産」トマトピューレに新疆産トマト使用の疑惑—強制労働問題が浮上 → 中国外務省「新疆のトマトは世界的に高い品質だ!」

英国スーパーの「イタリア産」トマトピューレに新疆産トマト使用の疑惑—強制労働問題が浮上

英BBC放送は、英国のスーパーで「イタリア産」として販売されている複数のトマトピューレ商品に、中国新疆ウイグル自治区産のトマトが使用されている可能性があると報じました。同報道では、新疆産のトマトが強制労働によって生産されている疑惑も指摘されています。これを受け、食品供給チェーンの透明性や倫理的調達の重要性が改めて注目を集めています。

■ 強制労働疑惑を巡る批判

新疆ウイグル自治区では、ウイグル人を含む少数民族への強制労働や人権侵害が国際的に問題視されています。BBCの報道によると、新疆は世界最大のトマト生産地の一つで、輸出用のトマト加工品も多く生産されています。これらのトマトがイタリア経由で加工され、「イタリア産」として販売されている可能性があるとのことです。

人権団体や一部の消費者団体は、この問題を受けて食品業界に対し、サプライチェーンの徹底的な調査と透明性の確保を求めています。

■ 中国政府の反論

これに対し、中国外務省の林剣副報道局長は5日の記者会見で、強制労働の存在を否定し、BBCの報道を「先入観に基づく虚偽」と強く非難しました。林氏は「新疆のトマトは世界的に高い品質を誇る」と述べ、国際社会に対し、新疆を訪問しその実態を確認するよう呼びかけました。

■ 消費者の選択と企業の責任

今回の報道は、消費者の選択が国際的な人権問題にどのように関与しているかを浮き彫りにしました。食品業界では、倫理的調達基準を遵守するための取り組みが進んでいますが、サプライチェーンが複雑化する中で課題も残っています。

消費者の間では「原産地表示の信頼性をどのように担保するのか」といった議論が広がっており、食品業界全体にとって、この問題への対応が今後の信頼構築の鍵となるでしょう。

国際社会は、透明性を高めるための新たな規制や企業の自主的な取り組みを期待していますが、この問題がどのように進展するか注目されています。

(文=Share News Japan編集部)

新疆ウイグル

新疆ウイグル自治区は中国北西部にある自治区です。砂漠や山が広がるこの広大な地域には、テュルク系のウイグル族を含む多くの少数民族が住んでいます。中国と中東を結ぶ古代のシルクロード交易路の一部であった名残は、オアシス都市であるホータンやカシュガルの伝統的な屋外バザールに見ることができます。
出典:Wikipedia

ネット上のコメント

そのトマトは強制労働によって作られてるんですか?論点はここ😃

トマトだけに真っ赤なウソやな🇨🇳

今更だろ(*´・д・)ナーニイッテンダーオマエ

産地偽装を認めた という事ですよねw

バレてるよw

いつもの論点ズラした逆ギレか

ホールトマトで異常に安いのあるけど、あれはどこ産なんですかね?🤔


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