韓国産キムチが原因か、21歳女性が脳有鉤嚢虫症を発症… 1995年発表の報告書がSNSで話題

韓国産キムチが原因か 21歳女性が脳有鉤嚢虫症を発症

Xユーザー六衛府(@yukin_done)さんのポストで、1995年5月に発表された国立感染症研究所感染症情報センターの情報に反響が集まっています。

1994年、神奈川県在住の21歳女性が、左上肢のしびれや右上肢の筋力低下を訴えて入院し、脳有鉤嚢虫症と診断される事例が報告されました。原因として、韓国から直輸入されたキムチに混入していた寄生虫の虫卵が疑われています。

発症の経緯

女性は発熱や感冒症状を経て、しびれや筋力低下を訴え病院を受診しました。MRI検査では脳内に嚢胞性病変が多発していることが確認され、血清検査により、有鉤条虫(サナダムシの一種)の抗原に陽性反応を示しました。これらの結果から、脳有鉤嚢虫症と診断されました。

女性は開頭手術を拒否したため、駆虫薬Praziquantelによる治療が行われました。その結果、1カ月後の画像検査では病変の縮小が認められ、症状も改善しました。

感染経路

女性には海外渡航歴や特殊な生肉の摂取歴がないものの、韓国産のキムチを頻繁に食べていたことが判明しました。このキムチが汚染された野菜を使用していた可能性が指摘されています。

有鉤嚢虫症とは

有鉤嚢虫症は、有鉤条虫の虫卵が体内に入り、幼虫(嚢虫)が臓器や組織に寄生することで発症する寄生虫症です。特に脳に寄生した場合、深刻な神経症状を引き起こします。

公衆衛生上の懸念と注意喚起

1993年までに日本国内で報告された有鉤嚢虫症の症例は389例で、そのうち94例が国内感染とされています。

本症例のように輸入食品が原因と疑われるケースでは、食品の衛生管理や感染予防の徹底が求められます。

なお、この報告は1995年に発表されたものであり、現在の韓国の食品製造環境や農作物の管理方法は当時と異なり、衛生面での向上が進んでいると考えられます。

このため、過去の事例をもとに特定の食品を忌避する必要はありませんが、輸入食品の取り扱いには引き続き注意が必要です。

出典
「病原微生物検出情報」Vol.16(1995年5月号)国立感染症研究所感染症情報センター

(Share News Japan編集部)

キムチ

キムチは、白菜などの野菜、塩、唐辛子、魚介塩辛、ニンニクなどを主な材料とする朝鮮半島の代表的な漬物。本来、キムチは白キムチを指していたが、唐辛子が伝来した後はペッキムチと呼び、唐辛子を混ぜたものをキムチと呼ぶようになった。
出典:Wikipedia

ネット上のコメント

こういう話を聞くと怖いですね。

こわすぎるーーー😭

やっぱり日本産が安全なんですね

子供のころから日本で育った人は、日本がどれだけ衛生的で企業倫理もしっかりしているか知らないから、他の国のものも無警戒で受け入れてしまうのでしょうね。

スーパーでキムチを買う時はいつも製品表示を確認して、必ず日本産だけを買うようにしています。

たしか国内の漬物類って衛生管理が厳しくなりましたよね 輸入品は野放しなのでしょうか?

個人的には一大事に手術拒否してる事が気になる…


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