「いろいろ、おかしくね?」…『ねんきん定期便』に記載の“これまでの保険料納付額”、会社負担分は不記載だった…
ねんきん定期便に関する違和感や不満、特に記載内容に対する疑問は多くの人が抱えるものです。
そんな中、サトウヒロシ🐰男子の本懐 (@satobtc)さんのポストに反響が集まっています。
ねんきん定期便だけど、
会社が払った保険料は記載されてません。
ホントはこの額の倍をはらっています。
反吐が出ます。
そして本人負担分だけを根拠に、
元が取れるでしょう?って言ってる。
いろいろ、おかしくね? pic.twitter.com/f8OMdd0aiL— サトウヒロシ🐰男子の本懐 (@satobtc) November 25, 2024
1.保険料の負担割合について
ねんきん定期便には、本人が負担した年金保険料のみが記載されており、会社(事業主)側が負担した分は記載されていません。実際には、厚生年金の場合、会社と本人がそれぞれ同額を負担しており、記載されている金額の倍が実際の拠出額です。例えば、本人負担分が年間30万円なら、会社も同額を支払っているため、実際には合計60万円が年金のために拠出されています。
2.「元が取れる」という議論の矛盾
年金制度において、よく聞かれるのが「自分の払った分は元が取れるのか?」という話ですが、以下の点が見落とされています。
負担額の総額
本人負担分だけではなく、会社負担分も含めた総額を考える必要があります。「元が取れるか?」という議論で、会社負担分を無視するのは不公平な比較です。
支払った額と受給額の比較
現在の年金受給額は、将来の世代の負担を前提に成り立っています。そのため、払い込んだ保険料と受け取る年金額が1対1で対応しているわけではありません。特に少子高齢化の影響で、現役世代が受け取れる年金額は、過去の世代と比べて不利になりがちです。
3.年金制度の透明性への不満
多くの人が感じている「おかしさ」には以下のような要素が含まれる可能性があります
情報不足
ねんきん定期便には会社負担分が記載されないため、実際の負担額が見えにくい。このことが、「どれだけ払って、どれだけ受け取れるのか?」という議論を不透明にしています。
負担の大きさへの不満
厚生年金保険料は給与の約18%(会社と本人で折半)であり、負担が非常に大きい。実際の年金受給額が少ない場合、負担感が際立ち、「支払う意味があるのか?」という疑念につながります。
公平性の疑問
将来の受給額が減る可能性や制度の存続が不安視される中で、現在の負担額を正当化する説明が十分ではないと感じる。
4.改善の余地
年金制度に関する疑問の声は、運営に対する改善の要求として非常に重要です。以下のような点が求められるでしょう。
記載内容の拡充
会社負担分を明確に記載することで、実際の負担額を透明化する。
受給額のシミュレーション精度向上
支払額に基づく将来の受給額シミュレーションを、ねんきん定期便でより分かりやすく提供する。
制度説明の強化
年金制度の目的(世代間扶養)や負担の正当性をわかりやすく伝える努力。
ねんきん定期便に会社負担分が記載されず、本人負担分だけが目立つ現状には、不透明さがあるのは事実です。この不透明さが「元が取れるのか?」という疑問や不満を助長しています。
年金制度が少子高齢化の中で存続していくためには、透明性や負担感への配慮が必要です。
多くの人が感じている違和感は、社会的にも重要な問題提起です。今後の制度改善に向けて、こうした声が政策に反映されることが求められるでしょう。
(Share News Japan編集部)
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fa-wikipedia-w日本の年金
日本の年金制度(にほんのねんきんせいど)は、年金制度である国民年金、および所得比例年金である被用者年金(厚生年金)が存在し、国民皆年金が達成されている。どちらとも老齢年金、障害年金、遺族年金の機能を持つ。
出典:Wikipedia
ネット上のコメント
・会社が出した分はどこ行った???
・会社が払った分は別の所に流用されているのが腹立つ
・そこまで払っても年金資金が足りないって…騙されてるよね〜多分
・会社負担分を記載してないって気付いた時、「まさか国がこんな詐欺まがいのこと?」って思ったのよく覚えてる ほんと、腐ってますよね
・ふざけてますわね!会社負担分さえなけりゃどれだけ生活が楽になるか!返さないなら取るなよと😡
・こんな詐欺まがいの制度、他の国ならとっくに暴動起きてるような状況なんですよね。
・会社負担分は「本来給与になるべき部分」、納得行きませんね。
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