【産経新聞】自国民退避の対応　韓国と比べ遅くはないか… これで台湾有事などの際に国民を守れるのか

・イスラム原理主義組織ハマスによるイスラエル攻撃に端を発した危機を受けて、日本政府が邦人退避の方策を講じている。それはよいとしても韓国政府と比べ遅くはないか。

（略）

・日本は初動で韓国に後れをとったとは言えないか。

危機では僅かな時間差が明暗を分ける場合がある。日本は一昨年、在アフガニスタン邦人らの退避作戦に事実上失敗した。複数の国が自国民らを早々と救出したのとは対照的だった。

日本政府は９年前から国家安全保障局（ＮＳＳ）を持ち、昨年暮れには国家安保戦略などを改めた。組織や政策文書は立派になったが、実際の危機管理、自衛隊の活用はうまくない。これで台湾有事などの際に国民を守れるのか

邦人退避のために働く自衛隊員や現地の外交官らへの期待は大きい。彼らの労を無にしてはならない。また、韓国とも人道的見地から協力したい。

fa-calendar2023/10/18 05:00
fa-chainhttps://www.sankei.com/article/20231018-KCVYCS3ZJBKBJPPENMMVVDCCPM/
fa-newspaper-o『産経新聞』のご購読お申し込みはこちら